homerhymester blog20180830post
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八戸漂流記・其の二
2018.8.30 21:12:24
さてさて
八戸、Club MARQUEE
ライブのセットリストはほぼほぼこんな感じ。
久々の八戸、久々のクラブライブということもあり
新旧取り混ぜて、ちょっとハード目な感じで。
Chill Willくん自身と(渡辺)志保ちゃんのトークから
イントロデュースしてもらい、本番へ。
2:00AM。
この日のライブは、オレにとってもとてもスペシャルなもので
相当感慨深かったのであるが
それについては後ほど。
登場直前、サブフロアでは、クロちゃん
(志保ちゃん旦那様。『ダーティー・サイエンスTOUR』スタイリスト)
を中心としたパリピ集団のウェイ!が飛び交っており(笑)
宇多さんと「これは久々の酔客相手だぞ」と笑い合っておった。
Chill Willくんの熱き語りで身を引き締め、ステージに出て行くと
熱い!
というか
暑い。
というかすでに
蒸れ蒸れ!
2曲め、『Future..』あたりでみんな汗だくでのぼせ気味だってんだから
どれほどであったか想像がつきましょう。
寒い地方のClubであり天井も低く、
あの熱狂は想定外だったのかもしれない。
いや、クラブライブはいつでもこんな感じだったか、と
クラブサーキット中心であった2000年前後のことを思い出しながらの
ライブでありました。
『梯子酒』、例のご当地ドリンクコーナーは
地元の有名な日本酒の『八仙』と
飲み過ぎた時は『せんべい汁』に決定!
『八仙』の方は「ん、八仙♪ ん、八仙♪」とタメも決まって
非常に優秀だったのだが
「飲み過ぎた時は…」のくだり、オレが言い損なって
「せんべ汁♪」の方はGDGDに!(笑)
失礼いたしました。
まあ、あとは野となれ山となれ、
20年ぶりの八戸の仲間と、アレサへの追悼の意味も込めて
『リスペクト』や
ジュンくん(Cherry Chill Will)ご所望の『Come On!!!!!!!!』など
熱を込めてスピットいたしました。
『リスペクト』のオレのヴァース
「スカスカのクラブにて組むスクラム…」以下は
まさしく前回来た当時作っていた曲というのもあってか
目の前の景色とシンクロし、歌っていてグッと来るものがありました。
Chill Will氏もブースや客席やいろんなとこで
滾りつつ込み上げて来ていた御様子。
やっぱり、20年っていうのは
口で言うのは簡単だし
振り返れば一瞬のようだけど
人の人生に与える影響はとてつもなく大きい。
まあ、いい。
とにかくライブのレポート終わらしちゃう。
(あついよう)
僕らの目下最新の掛け合いスキルで魅せる『Back & Forth』から
20年前、歌ったであろう本日唯一の曲『B-BOYイズム』へ。
みんなだいぶ湿気でへたり気味だったのに
最後に向けて再びアガってったから
マジでビックリした!
そしてまさかのアンコール!!!
っつーか大丈夫なの?って
こっちが心配になっちゃうレベル。
セットリストとは違って、
「『After 6』って感じじゃねーなー。ウーア(アカペラ)から 『アマチャ』か?」
「まあ、そんな感じにしといて、一応リクエスト聞いてみようよ」
なんてやり取りがありつつ、ステージに出て行って聞いてみると
「肉体関係!肉体関係!」
の声が多い(笑)
オマエらさあ、文脈ってあるじゃん?
さっきのChill Willの語り聞いてなかったのかよ?
「肉体関係!肉体関係!」
肉体関係もいいよ?でもさあ、もっとあるじゃん、この場にぴったし…
「肉体関係!」
ああそうかよ!わかったよ!『肉体関係』ね?JIN、今日持って来てる?
つって
結果アンコールまさかの
『肉体関係part 2』、しかもコアなファンの方ならご存知と思われるが
「放置プレイ・エンディング」と言う超アクロバチックなエンディングで
この感動的なイベントの、
象徴的なライブは幕を閉じたのだった!!!(笑)
わはははは!!!!!
でも、なんか綺麗にまとめるより
こんな感じで膝カックンくらいが
なんかまだまだ次が、未来がすぐそこにある感じがして
オレはこれはこれでとってもいい終わり方だったと
じんわり思うのだった。
試合を終え、舞台袖の楽屋にて
全面的にグッショグショになったTシャツなど着替えを済ますと
ジュンくん(Chill Will氏)が入って来て
「本当に最高だった!ありがとうございます!」
「Dさん… オレ、この道選んで間違ってなかったですよね!?」
と、きっと涙を流しながら話しかけて来たことを
オレは多分一生忘れない。
なんでかって言うと
ひとごととして感動したわけでもなく
ジュンくんへの上からのねぎらいの気持ちだったわけでもなく
それは今現在のオレ自身の
自分への言葉であり問いかけであり
葛藤そのものだったからだ。
以下ちょっとウェットで長い文章になるので
ヒマな人以外は読み飛ばしてください(笑)
えー、
Cherry Chill Will氏はもともと
八戸で最初のラップグループを主宰するなど
精力的に活動をしており、その20年前、高校の時に
僕らのライブを見に来ていたそう。
ライブ後朝方宇多さんにホテルの部屋にお持ち帰りされ
中途半端なPUBLIC ENEMY知識を延々批判された挙句
牛丼とビールを買って来るように要求され
戻って来ると依頼主はすでに寝ていたという
壮絶な体験(地獄)を持つ。
わはははは!
その後
無計画かつ向こう見ずに東京に出て来てホームレスを経験し(!)
お寺で救われた上で当時のシーンのメッカ的レコードショップ
『CISCO』で働き出すも数年後に倒産、
妻子を抱えて路頭に迷いそうになるも趣味で始めたアーティスト写真が
ネット経由で様々な人の目にとまり
ラッパーを超至近距離で愛し理解してないと撮れない
その写真の作風からか
じわじわ人気出ちゃってそんで今やHIP HOPシーンを超えて
国内、外を問わず引っ張りだこという、
すんげーかっ飛ばして紹介しましたが(笑)
そんなすんげー劇的かつ壮絶な人生、20年を歩んだ上での
初めて故郷に錦を飾る
このイベントだったわけです。
そりゃあ
胸に去来するものは
いかばかりか。
……。
えー、
長くなりすぎちゃったので
「其の三」へと分割、リンクいたしまする。
お時間ありましたら是非続けて読んでいただければ。
(D)
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このBLOGについて
【管理:スタープレイヤーズ】ライムスターメンバー、スタッフが書き込みます。
2018年10月に旧ライムスターブログ、11月にマボロシブログ『マボロシ 坂間大介 Rec日記』を統合し、全ての時代のライムスターブログがここに集まりました。
RHYMESTER(ライムスター)
1989年結成。宇多丸(ラッパー)、Mummy-D(ラッパー/プロデューサー/またグループのトータルディレクションを担う *作編曲家としての名義はMr. Drunk)、DJ JIN(DJ/プロデューサー)からなるヒップホップ・グループ。自他共に認める「キング・オブ・ステージ」。フィジカルとエモーションに訴えかけるパフォーマンスと、当意即妙なトークによって繰り広げられるライブに定評がある。1980年代後半、まだヒップホップが広く一般に認知されるはるか前より「日本語でラップをすること」の可能性と方法論を模索。並行して精力的なライブ活動を展開することによってジャパニーズヒップホップシーンを開拓/牽引してきた。近年はグループとしての活動に加え、各メンバーがラジオパーソナリティーや役者など活躍の場を拡大。結成30周年を迎えた2019年にはアニバーサリー企画としてグループ史上最大規模の47都道府県48公演に及ぶ全国ツアーを敢行、成功へと導いた。
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