homesupersonics blog2014055
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“SCRATCH YOUR WORLD”収録曲解説 by TARO SOUL③
2014.5.17 10:38:10
アルバム収録曲リリック解説第三回!!!
今回は、、、
“希望のうた”
この曲は、何故自分がラップをするのか、
何故HIPHOPを選ぶのかと向き合った曲でもあります。
音楽には、もっと言えば、HIPHOPには、
人の人生を変えてしまうほどのパワーがあり、
日常が非日常に変わるミラクルを起こすパワーがある。
自分自身もそのパワー、ミラクルに人生変えられたというか、
決定づけられた一人だと自負しているし、
自分の生み出す音楽にもそういったパワーが宿ると信じて歌っています。
それでも、
自分の分身とも言える歌、曲が、
もしかしたら誰にも愛されない、受け入れてもらえないんじゃないかっていう恐怖は、
少なからず、歌い手の人は抱いたことがある感情なんじゃないでしょうか。
バースの冒頭、リリックを書き始めるときの情景を描写して、その辺の気持ちを込めてみました。
我ながら、めちゃくちゃ好きなリリックになりました。
皆さんも楽しんでもらえたら幸いです。
-hook-
地に足 地に足 ライムに翼 翼
I gotta make a song fly song fly song fly
※Jay-Zの名曲“Song Cry”よりインスパイア。
”俺は泣かない代わりに歌に涙を流させるんだ”ってめっちゃカッケーと唸らされました。
めり込ませる くっきり足跡 君を乗せる歌 高く飛ばそう
song fly song fly song fly
ビートが鳴る 頭を振る 条件反射 そこから始まる
部屋の隅 一点をじっと睨んで 感情のさざ波に付ける名前
“ポコペンポコペンダーレガツツイタ”
口から生まれる醜いヤツ
※ドラゴンボールのピッコロ大魔王が口からタマゴを産むときに唱える呪文。不気味なんです。
リリック未満のラップをぶつぶつ唱えながら作詞をする様、そして興味のない人にとっては、
ラップなんてワケのわからない呪文のようなものだと今だに思われているだろうなという認識。
アヒルに紛れるもしかして白鳥? 結末知るにはまだ早い Action
眠い眼こすり 齧りついたradio あの日からまだ胸を焦がしてるよ
※インターネットも今ほど普及してなかった高校時代、全ての情報元は深夜のラジオ。
毎週録音しては擦り切れるまで聴いた。当時送ってたFAX番号も今でも正確に記憶してます笑
ぶっといsound ぶん殴られた心臓 AEDより蘇生させるHIPHOP
“HIPHOPってアレでしょ?チェケラッチョ”
違うぜbaby… Check it out yo
※抜群にカッコイイCheck It Out Yoの発音は、この曲のBIG-Lのバース蹴る直前をご参考にどうぞ。
歪なsoul 宿らしたflow
どう転ぶ? ほら早まる君の鼓動
-hook-
見知らぬ人のイヤフォンから漏れる 耳障りなノイズに君の溜め息
でもそれが俺の曲だったら超アツくね?
※代わり映えのない日常の景色、
でもそれがガラっと変わってしまうような起爆装置に俺の音楽がなれたらという思い。
可愛いコだったら you 声掛けちゃえよ
随所に仕掛けるbomb 一夜で街の景色塗り替えるライターのよう
※グラフィティライターが街に作品を残す行為をスラングではbombという。
高校生の頃、通学電車から外を眺めてたらある日、
前日まではなかったグラフィティを発見したことがあり、めちゃくちゃ興奮したことを覚えてる。
日常をぶっ壊すHIPHOPを知ったんだ
てめえだけのステップに進化した地団駄
※コンプレックス、弱点、挫折、などを個性、武器に変えてしまうHIPHOP。
次は君のダンスを見せてくれ
揺れな 揺れな U.N.I.T.Y. everybody
俺が震わす空気に触れな
HIPHOPってこれさ もうわかったっしょ
※音は空気の振動。つまり、
俺が震わす空気=俺の音楽=HIPHOP
いこうぜbaby… Check it out yo
hotなsoul 宿らしたflow
飛び回る all over the world
TARO SOUL
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2014.6.9.MON / DiS -vol. 9- @ 渋谷Lounge Neo
2014.5.17 10:02:05
DATE: Monday 6月9日,2014年
TIME: 22:00 ~ LATE
PRICE: DOOR: 2000yen/1d WF: 1500yen
★ロックT割: 69の日にちなんでロックTシャツ着用でエントランスにて
1000円OFFでご入場いただけます!!
GENRE: Techno / Electro / Drum&Bass / Dubstep / Breaks / Trap
東京のクラブシーンで活躍しているクリエイティブなアーティストによるDanceミュージックと、
プラネタリウムのような宇宙空間一面に映し出されるダイナミックな映像、Discoを思わせるライ
ティングは80年代カルチャーと今を統一させ立体的なものになる。
TOKYOの今最もHOTなDJをゲストとしてフューチャー。
さらにフードメニュー、体験メイクブース、Originalジュエリーブースなどを取り入れトータルで楽
しめる体感型イベントとして確立、平日開催とは思えない動員数をうちだしている。
1st Anniversaryをむかえ更なる東京の発信地となるべく、東京渋谷で混在するCLUB,FASHION,
MUSIC,ART,STREET,BEAUTY etc様々なカルチャーをバックボーンに、ワールドワイドな夜が
幕開けを告げる。
The dynamic image projected on the Dance music by the creative artist who is playing an active
part in the club scene of Tokyo, and the space whole surface like a planetarium, and the writing
which makes Disco consider will unify a culture and now in the 80s, and will become
three-dimensional.
Now most HOT DJ in TOKYO is made into a guest, and it is a future.
Furthermore, the number of mobilization which cannot think establishment and weekday
holding as a felt type event which takes in a hood menu, an experience makeup booth,
an Original jewelry booth, etc., and can be enjoyed in total is taken out among them.
CLUB, FASHION, MUSIC, ART, STREET, and BEAUTY etc which greet 1st Anniversary and
are intermingled if possible with the place of dispatch in the further Tokyo in Tokyo Shibuya
— a worldwide night tells opening to backbone for various cultures.
* You are a date of 69 and 1000 yen can come in by influence in lock T-shirt wear in
an entrance this time!!
Special Guest:
◆DJ IZOH
DJ:
◆DEEPMAN(SHiNTA/kitAro)
◆April(Chuky/KNP)
◆DJ 宇宙M∀ME(PAIPAN PANDEMIC/GREENLAND)
◆KEI
◆taku
◆maaa
◆hiroco
◆Silver
◆Satussy
◆KANEPII
◆Eriiii
◆☆CAKE★
◆POR
◆aqua
and more!!!
VJ:
◆anemonerecords
◆1928
◆Humungus
PHOTO:
◆itoitoi
FOOD:
◆Chissy
SHOP:
◆TUNAGI JAPAN
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“SCRATCH YOUR WORLD”収録曲解説 by TARO SOUL②
2014.5.15 14:18:38
アルバム収録曲解説第2回!
収録曲順通り、今回はアルバムタイトル曲である、
“SCRATCH YOUR WORLD”
一度でも俺たちのライブを観てくれたことがある人なら、
わかっていただけると思いますが、
この曲は俺たちのライブスタイルを象徴する曲になりました。
ターンテーブリストによるルーティーンにラップを融合する。
ありそうで誰もやってなかったこと。
このスタイルのライブは、俺にとって、めちゃくちゃ大きいHIPHOP再発見でもあった。
ライブでは、USの既存の曲を使ってルーティーンを作ってたけど、
威蔵とオリジナルトラックでルーティーンを作るのは一つの目標だった。
ジャグリングのことについては、威蔵から機会をみて説明してもらうとして、
内容面について。
元々、レコードプレイヤーの使い方としては御法度だったスクラッチ。
回ってるレコードを手で止めて、擦ってノイズを出し、演奏することだけど、
何もしなくても回転するレコードは音を奏でるけど、
そこに敢えて自分の手を文字通り加えることで、独自の演奏になってしまう。
“聴く”という受動的な行為から”演奏”という能動的行為へ。
破壊が即ちそのまま創造になってしまう。
これこそ、HIPHOPの根底にある原理というか。
そういったものに、俺自身、固定観念を壊されて、
この文化にやられてった経緯があるので、
SUPER SONICSで発見したこのスタイルが同じように、
誰かの固定観念、つまり「WORLD」をいい意味で破壊して
面白い発見になれたらなという想いが詰まってます。
更に言えば、
YOURとWORLDの間に”OWN”を入れて、
“SCRATCH YOUR OWN WORLD”。
何もせずボーっとしてても目まぐるしく回る世界、
どうせなるレコードをスクラッチするように、能動的に世界と関わり、
ノイズを刻もう、という意味も。
こんな前置きを読んだ上で、歌詞に目を通してみて下さい。
-verse-
Live from 極東日本列島 livest two
SUPER SONICS 引っ掻き回す
※The Notorious B.I.G.の名曲“Unbelievable”の冒頭のライン
”Live from Bedford-Stuyvesant the livest one Representing BK to the fullest”より引用。
見せかけの調和 ぐちゃぐちゃにする使者現る
騒々しくblow up
※Kool G Rapの名曲、成り上がりを歌った“Blow Up In The World“へのオマージュ。
奪うprops 根こそぎ
たちの悪さまるで総括原価方式
※電気料金を算出する方法として日本で採用されているのが総括原価方式。
コストを抑えて利益を出すという通常の企業とは違い、
総括原価方式はかかったコストはその分料金に組込み、利益を出せるという仕組み。
競合相手がいなくて独占状態だからこそ成り立つ、仕組み。
SUPER SONICSは最強、競合相手なんていないぜ、propsも独占。
くぐった修羅場よりも洗脳教育
染まらなかった優等生B-BOY
回る回る 地球は回る回る
レコード回る回る
手で止めて逆らう逆らう
スクラッチスクラッチ 刻む刻む
狂わせる リズムリズム
支配者のシナリオ破り書き換える
破壊と創造スタイル
This is how we do it
※Montell Jordanの名曲“This Is How We Do It”へのオマージュ
届いてるかマイカフォンテスト
不満足なソクラテス
※哲学者 ジョン・スチュアート・ミルの言葉
「満足な豚であるより、不満足な人間である方が良い。
同じく、満足な愚者であるより、不満足なソクラテスである方が良い。」より引用。
数十メガの容量のデータよりも強く深く残すぜ
※音楽もお手軽に手に入る時代。形のない数十メガのデータだとしても、
同じく形のない音楽の究極としてのライブでは数字で測れない何かを見てくれる人たち残したいという思い。
受け取れ 好きに楽しんでくれたら最高だぜmy people
check this out 細部に宿る神
かませば 財布に宿る紙切れ 最後に笑う民
f.r.e.e. f.r.e.e. オリジナルスパソニやば過ぎるスキル
※日本語ラップクラシック“Free feat. Twigy / You The Rock”へのオマージュ。
空気に飼い馴らされ魂がkillされる前に
こいつでbring the noise
-hook-
Scratch scratch scratch scratch
your world
見える景色も変えちまうようなオペレーション
劇的before after
hands up in a sky baby baby
up up, come on, up up up, come on
ワーキャー騒ぎなついでにHo!
ワーキャー騒ぎなついでにHo!
ワーキャー騒ぎなついでにHo!
ワーキャー騒ぎなついでにHo!
※プロデューサーのDJ bluが、トラックのhook部分でNasの”If I Rule The World”へオマージュしてたので、
俺もそれに呼応して一か所だけメロディーを取り入れてみました。
TARO SOUL
profile
このBLOGについて
スーパーソニックスメンバー、スタッフが書き込み、スタープレイヤーズ社が管理しております。
SUPER SONICS(スーパー・ソニックス)
2012年結成。ソウルフル・ラッパー「TARO SOUL」とワールドフェイマス・ターンテーブリスト「DJ 威蔵」からなるヒップホップ・グループ。09年よりライブ・パートナーとして、革新的な音楽像を模索し続けた二人がグループを結成。作品をクリエイトする。
TARO SOUL
05年の「太郎 & KEN THE 390」としてのインディーズ・デビュー以降、ソウルフルなラップを武器に、数多くの人気メジャー・アーティスト作品に参加。08年にはソロ・アーティストとしてメジャー・デビューを果たした。
DJ 威蔵 (DJ IZOH)
ヒップホップ・スタイルにこだわるターンテーブリスト。世界大会入賞歴多数。2012年世界最大のDJバトルイベント『DMC World Final 2012』で優勝。第28代世界チャンピオンに輝く。
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official twitter
@supersonics2012
TARO SOUL official twitter
@TAROSOUL
DJ IZOH staff twitter
@DJ_IZOH
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