homesupersonics blog2016052
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人間交差点2016
2016.5.16 18:50:12
さて、昨日は人間交差点2016でした。
まず、遊びに来てくださった皆さん、
本当にありがとうございました!!!
昨年に引き続きの出演、
今年はフロントアクトという形でしたが、
昨年同様、ライブ二組目の出番、
思う存分このフェスを楽しんでやろうという、気合い入りまくりのお客さんたちの気持ちに応えるべく、
我々SUPER SONICSも、全身全霊でぶちかましました!
ちょうど今年は、
Creepy Nuts、サイプレス上野とロベルト吉野という、
業界屈指の1MC & 1DJライブ巧者が一緒ということもあり、
負けてられるか、とスタイルウォーズを意識して臨みました。
バッチリ俺たちの持ち味を堪能してもらえたようだし、
昨年、人間交差点出演にあたり、
ああいう野外フェスのような場所でより威力を発揮しつつ、楽しんでもらえる曲として作った、
「Time Is Now」も、
昨年の人間交差点、Bowline等の大きいステージも経て、
更に曲が育ったというか、みんなに育ててもらえたのを実感出来たし、
ひとつのデッカイgrooveをみんなで作れて、めちゃくちゃ最高でした。
早めの出番を終えた後は、
他の出演者の素晴らしすぎるライブをしっかり目に焼き付けつつ思いっきり堪能。
しかし、本当に”人間交差点”だったなあ。
普段中々会えなかった色んな人にいっぱい会えて、
時間、空気、音楽を共有出来た。
これは、遊びに来てたお客さんにとっても、
そういう場になっていたんじゃないかと思います。
最高でしたね。
携われたことにひたすら感謝。
そして、ああいう場で、もっと鳴り響く音楽を作っていきたいと思いました!
やるぞー!制作するぞー!!!
TARO SOUL
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PIONEER DJ M-S9
2016.5.11 12:07:06
今日も機材の話、DJ M-s9の続きです。
この前はフェーダーの話でしたが、今日はPADとエフェクトについて。
フェーダーの上についてる左右8個づつの四角がPADですね。
これはMPCのPADと同じような機能。
RANE62やZ2にもついてるけど、RANE62は左右5個づつしかない。
CUEポイントというマーキングを5個まで音源につけてそれをPAD押して呼び出す。
Z2は左右4個づつで、CUEは8箇所つけれるんだけど近くのボタンを押さないと残りの4個のCUEポイントに切り替わらない。
でもS9はパネル上に8個づつあるから切り替えなしに左右16個のPADをいつでも押し放題。
しかもPADの大きさがミキサー史上最大で、実に押しやすい。
これでアグレッシブなPAD&ターンテーブルの遊びが可能になる。
さらに、PADとPADの間のボタンをHOT CUEから別なのに切り替えると、SAMPLERとかROLLとかにPADが切り替わります。
素晴らしい機能です。
そして、PADの上についてる2つの上下に動かせるレバー。
これは、エフェクトのONOFFをするためのものなんだけど、レバーが真ん中にきてるとエフェクトがかかってない状態。
上にかちっとするとエフェクトがかかったままの状態になります。
で、下に下げるとレバーは固定せずに手を話すと真ん中に戻ってきます。
つまり、手でレバーを下げてる時だけエフェクトがかかるんですね。
このレバーが俺的にDJ M-s9の超好みな機能。
タンテで激しいPLAYしながら、好きなタイミングで一瞬だけエフェクトをかけるという高度な技がくりだせるのです。
そこへさらにPAD押しを混ぜたりすると。。。
ネクストレベルターンテーブリズムの完成です。
レバーの左横にある6個のボタンでかかるエフェクトを切り替えれます。
さらに、
PCでこのユーティリティを開いてエフェクトの種類を変えれる。
エフェクトはデフォルトでも15個あって、かかり方も調整できる。
画像右下に俺が割り当ててるのはシンセの音で、レバーでトーンの音が出てきます。
それをさらに縦フェーダーで音階まで操作できる。
ここまでくると意味わかんないかもですが、
DMCやREDBULLのバトルではトーンPLAYというのはよく使われる技術。
ネクストレベルというのは機材が進化してこそ生まれていくのです。
もう30年近く前のことだけど、ミキサーの幅が狭くなって、高度な2枚使いが可能になり、フェーダーが軽くなってスクラッチ技術が向上したりとか、
今までもずっと機材とともにそうなってきました。
他にも機能はありますが、俺のブログではこの辺までにしときます。
最後に、
俺はDJ M-S9を家で遊ぶためだけとか、映像で機能自慢するためだけに借りてるわけではない。
一番の目的は現場でPLAYすること。
作る側もそれを望んでいるはずです。
是非ともネクストレベルのミキサーとそれを駆使したネクストレベルのPLAYを現場に見に来て欲しいですね。
もちろん、今週の人間交差点でもS9を使います。
お楽しみに!
izoh
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HIP HOP JOURNEY DA CYPHERというラジオ番組について
2016.5.6 16:29:47
先日、スパソニも一度出演させていただいた、
BLOCK FMの番組、「Inside Out」に、
かつて、J-WAVEの伝説的ラジオ番組、
「HIP HOP JOURNEY DA CYPHER」のMCを務めていた、RIKOさんがゲスト出演していた。
(※まだアーカイブ残ってて聴けます!)
http://block.fm/program/inside_out/archive/20160502.html
それを聴いて、
どうしても”Da Cypher”について語りたくなってしまったので、語ります。
放送開始の97年当時、高校1年だった俺にしてみれば、
青春どころの騒ぎじゃなく、
完全に人生を決定付けられた番組。初回から聞けたわけじゃないんだけど、
何せ、HIPHOPを聴いてる友達も皆無、
まだまだ高1、とにかく情報に飢えてる中辿り着いた番組だった。初めて、DJのミックスというものを体感したのも、
CypherでのMUROさんだった。KRS ONEの”Step Into A World”のサビの後半に、
Camp Loの”Luchini(remix)”のイントロが被って入ってくる。衝撃的だった。
小3の頃、MCハマーのビデオを父親に見せられて、
「スクラッチって言って、レコードを擦っちゃうんだよ」と教わってたので、
スクラッチの存在は知ってたけど、DJのミックスだったり、2枚使いがどういうものか知ったのは、
完全にCypher。それからというもの、
毎週土曜は23時には寝て、
Cypher聴くために深夜3時に一度起きるというサイクル。もちろん録音もしてたけど、
何せお金なくてケチってたから、
一回録ったテープを一週間聴き倒して、
翌週またその上から録ってた。今思えば、ケチケチしてないで、
全部1本ずつちゃんと録っておけば良かった。でも、これは永久保存版だなっていう回は、今もテープあるし、
Kid Capriが回したときのも、この間データ化したばっかり。新譜紹介コーナー、This Week’s Pickも超貴重な情報源で、
マンハッタンの前川さん、CISCOの柳川さんは、
声だけ聴き慣れてて、実際店に行ってレジで応対してくれたときに、
あ!この人か!って密かに興奮してた。そのヤナタケさんとは、
今じゃ友達のようにお付き合いさせてもらえてるのも感慨深い。Da Cypherでは、
その日DJが番組でかけたトラックリストが、抽選でプレゼントされていて、
そこに漏れても、翌日にマンハッタンレコードに貼り出されることになっていた。
藤沢の田舎に住む高校生が、
毎週渋谷のマンハッタンに行けるわけもなく、もちろん小遣い貯めて渋谷行ったときは、
階段横に貼り出されたCypherのトラックリストをメモってたけど、どうしてもトラックリストが欲しくてFAXも毎週送った。
当時のJ-WAVEのFAX番号は今でも余裕で暗誦出来ます。
何度かトラックリストも当選したし、
12インチ詰め合わせも1回だけ当たった。NITROのREQUIEMのプロモ12インチも当たった。
そういう景品が欲しかったのも当然あるけど、
HIPHOPを聴く友達もいない、
クラブにも当然行ったことないようなキッズにとって、Cypherは、情報源ってのを通り越して、
本当にHIPHOPという世界が存在してるんだ、
ということと、自分もそのHIPHOPの世界と繋がっていられるということを、
感じさせてくれる唯一のもの・時間だった。
あの濃密な生放送だから余計に。聴いてる間中、ずっとアドレナリン出まくってたし、
RIKOさんが自分のFAX読んでくれたときは最高に嬉しかった。そんな中、
よくFAXを読まれる、「鎌倉市の平井誠」というヤツがいて、
ああ、隣の市にもこんなヤツがいるんだな、と思ってたんだけど、ある日、俺の高校のクラスメートが、予備校が一緒だということが発覚、
めちゃくちゃ驚いた俺は、その週のCypherにそのことをFAXしたら、向こうも、全く同じFAXを送っていて、
それに驚いたRIKOさんが、
興奮気味にそのエピソードを紹介してくれたのが一番の思い出かも。ちなみに、その鎌倉市の平井誠とは、
18歳のときに、今は無き茅ヶ崎のTing A Ringで、
マイメンDJ 49が主催したイベントで、
お互い初めてクラブでのDJを体験、一時期俺のバックDJもやってくれてたし、
今も超マイメンです。大学に入り、ラップをし始め、1年経った頃だろうか、
Cypherのスポンサーだった朝日新聞が、
番組中で流すラップCMのオーディションをやったことがあった。最終選考5名の音源が放送で流れ、FAXで投票。
MTRでそれなりに多重録音された音源が流れる中、
テクニクスのミキサーにマイクぶっ込んで、一発録りした、
音質めちゃ悪い俺のラップがラジオから流れてきた瞬間は、
マジでぶち上がった。最終選考で漏れたけど、貴重な思い出。
長々と沢山語ってしまったが、
Cypherが終わった2002年から14年の時を経て、
ネットではあるけど、ラジオでRIKOさんのトークが聴けたなんて、
本当に最高でした。ヤナタケさん、シホやん、block FMに感謝です。
TARO SOUL
profile
このBLOGについて
スーパーソニックスメンバー、スタッフが書き込み、スタープレイヤーズ社が管理しております。
SUPER SONICS(スーパー・ソニックス)
2012年結成。ソウルフル・ラッパー「TARO SOUL」とワールドフェイマス・ターンテーブリスト「DJ 威蔵」からなるヒップホップ・グループ。09年よりライブ・パートナーとして、革新的な音楽像を模索し続けた二人がグループを結成。作品をクリエイトする。
TARO SOUL
05年の「太郎 & KEN THE 390」としてのインディーズ・デビュー以降、ソウルフルなラップを武器に、数多くの人気メジャー・アーティスト作品に参加。08年にはソロ・アーティストとしてメジャー・デビューを果たした。
DJ 威蔵 (DJ IZOH)
ヒップホップ・スタイルにこだわるターンテーブリスト。世界大会入賞歴多数。2012年世界最大のDJバトルイベント『DMC World Final 2012』で優勝。第28代世界チャンピオンに輝く。
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@supersonics2012
TARO SOUL official twitter
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DJ IZOH staff twitter
@DJ_IZOH
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