homesupersonics blog
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DMC & IDA
2022.10.29 13:09:02
少し遅くなってしまいましたが、
今年のDMCと、現場開催となったIDAのそれぞれJAPAN FINALについて感想です!
まずDMCですが今年もオンラインのため家で動画を見てJUDGE。
毎年のこと、上位何人かが超高いレベルで僅差の勝負を見せてくれますが今年もその模様。
ANONYMOUS、RION、Is-kの3人が難しいJUDGEさせてくれました。
ANONYMOUSはS11の機能とターンテーブルのバランスや見せ方が素晴らしい。
ニードルドロップも含めて新しい機能と昔ながらの技術を見事に融合させてました。
さらに全体のグルーブも良い。
相変わらずの安定感でしたね!
RIONくんは、上位3人の中では最もフィジカル的な部分のレベルが高い。
スクラッチとジャグリングのスピード感と安定性、ボディトリックやPAD使いなんかも
多分身体能力が高いが故のキレだったかなと。
シンプルなビートを使ってるから余計にキレ良くネタのフリップ感が出てて良かったと思います。
Is-kは他の2人とちょっと違った印象。
そのフィジカル的なところはRIONくんやアノニーと比べると劣るように見えるんだけど、IQで勝負してると思った。
機材の使い方が新しい。俺が特に重きを置いているオリジナリティという部分を一番感じました。
最後のルーティーンなんかは特に。
それを見るまではRIONくんの方が1枚上手かなと思って見てたんだけど、最後のFunkin’ For Jamaicaでひっくり返しました。
それだけあの一発は見事なボムでした。
他の出場者ですが新しい顔触れで高い才能をいくらか見れたし、
強烈な個性!のDJも見れて非常に楽しいバトルだったと思います。
諦めずもっと頑張って欲しいですね!
あと出場者のルーティーン動画のコメントでDMCオワコンとか書いてる奴、
てめえがDMCやターンテーブリズムをどんだけ見てきたのかは知らねえが、
俺は20数年見てきたが今でも十分楽しい。
ターンテーブリズムは流行りも廃りもなく本当に好きな奴がアンダーグラウンドでじっくり進化させてきている世界だからね。
ただお前が望むレベルでないのなら、そしてもし自分がプレイヤーでないのなら、
自分の中の理想をコメントするとか、あるいは直接DJに伝えてやれ。
それがお前やプレイヤーのためになるからね。
もしただ文句言いたいだけなら、
誰にも響かねえ独り言を一生ボヤいてろ。それもすぐ飽きるんだろ。
って話。。
とまあ、いろんな意見ある中での俺のDMCの感想でした。
ちょっと長くなってるんでIDAの記事はまた後日、すぐに書きます!
続く、、
Izoh
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New Single 「Search」
2021.12.29 12:22:54
今年5月リリースした、NAOtheLAIZAとのインストAlbum「CLASICK」
ですが、続編とも言える1曲をこの度リリースいたしました。
その名も「Search」
https://linkco.re/dtDrHvdr
そして同時に
「CLASICK TurnTablism」と題して前作CLASICKをさらにタンテで再構築した、ターンテーブルRemixも同時発信。
これらをリリースするにあたり、まず最初はCLASICKのRemixだけリリースにしようとしていました。
しかしそれだけでははっきり言ってインパクトが無いね、という話になり、
もう1曲新しいの作ってしまおうというのがSearchを作ることになったきっかけであります。
今回は1曲だけであるので、内容は展開をかなり広げています。
というか自分がターンテーブリズムでルーティーン作る時を意識して起承転結つけているので、縦横無尽にやりたい放題といったところか。
それでも1曲を通して映画1本のようなものを目指しているので、もちろんNAOtheLAIZAの力もあり最終的にうまくまとまったと思います。
今作は最初のネタ選びの段階で俺も考えていて、
途中チェンバロという楽器のサンプリングセクションがあるのですがそこはお気に入り。
いろんなクラシック音楽チェックしていく中でこのチェンバロの音に結構くらっちゃったんですよね。
今後もチェンバロを使って何かもっと作って行きたいと思っているくらいです。
さらに、聞けばみんなすぐ気づいてくれるであろう、前半と終盤の尺八スクラッチ、
これは2000年代に日本人ターンテーブリストの中で流行っていたスタイルで、他にも三味線や琵琶や琴などの和楽器を使って多くのテーブリストたちがルーティーンにしてたので、自分としては懐かしいセクションです。
和のクラシック楽器と洋のクラシック楽器を融合させた今回の「Search」
是非ともいろんな人に届いてくれたらと思います。
CLASICK TurnTablismは、俺の本気のターンテーブリズムをそのまま落とし込んでいますので
前作と聴き比べてみてもらえたら嬉しいです。
izoh
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2021 DMC JAPAN FINAL
2021.11.3 11:25:50
今年もやってきましたDMC JAPAN FINAL.
結果はこの通り↓
http://dmc-japan.jp/news/2021.html
今回はJUDGE全員のコメントがDMCJAPANから公式に載っていますが、
なんか俺のコメントだけ当たり障りなく短くて「ちゃんと見てた?」みたいな感じになっちゃってるんで毎年恒例のマニアックな感想をここで書いて行きます。
まずはコメント通り、みんながそれぞれのレベルで新しいことにチャレンジしてたという感想は紛れもなく事実。
そこがまず良いことです。
初出場のDJも、2回目、ベテランも自分のネクストレベルに挑戦しているのは凄い大事なことで、
俺が出始めてた2000年前後のDMCというのは出場者の進化のスピードが毎年やばかった。
その頃を彷彿させる気がしたのは、チャレンジャーたちの意欲と向上心によるものだから今後の期待も含めて良いバトルだったと言えるんじゃないでしょうか。
はい、そして内容ですが
やはり上位4人は明らかに頭一つ二つ抜き出てたのは見ての通りなのでそこを掘り下げます。
MISHIMA,RION,ANONYMOUS,SENGOKUの4人は本当に同じくらいのレベルと思います。
正直誰が1位でも良いと思うし、最終的に俺はSENGOKUくんを1位にはしたものの、他の3人を1位にしたとしてもそれなりの理由がしっかりあると思います。
逆に誰が2位以下だったとしても、その理由はあると思いました。
SENGOKUくんを1位にしたのは、、、、
まず技術が多彩だったことですかね。
例えば、JUGGやPAD使いの部分で細かい小技が一番効いていたということ。そういう細かな遊びがあるかどうかは他より印象つける意味で俺的に凄い大事なことです。
ブレンドのルーティーンも新しい組み合わせとマッチ具合が超かっこよい。
構成とスクラッチで少し間延びしてる箇所はあったものの、玄人が唸るような要素が一番多かった素晴らしいルーティーンだと思います。
ANONYMOUSは、
やはり安定感が間違いなく最強。
PIONEER S11 をついに取り入れさらに進化した全体のグルーブ感が気持ち良いです。
PADの部分もスマートかつおしゃれで超気持ちよかった。
アノニーの強みである安定感は現場の一発勝負でこそより発揮されるから、もしオンラインでなければ、逆点してた可能性は高いです。だってアノニーは現場でもあの精度を欠かないですから。
まあそれでも同点1位だからね、
お見事ですよ。
RIONくん、
みんな思ったでしょうが、SHOWとしてのアイデア、構成力は間違いなく一番だったと思います。
ここまで魅せる要素入れれるのは、天性のものかと。
技術的にはほぼ見たことあるパターンだったけど、それでもあれだけ飽きがなく作るのはそれもセンスだし、起承転結の巧さなのかなと思います。
ただ自分的には、その細部のパターンの引き出しと奥深さという点において、他の3人より劣っていた感がしました。
それでも俺の中で1位にしてもよかったとJUDGE後の今でも思っています。
来年以降もっと引き出し増やしたら、多分誰も勝てないレベルになるね。
MISHIMA
彼を3位以内に入れてるJUDGEが少ないのはちょいと納得いかねえなw
俺的にはMISHIMAも優勝に絡んでおかしくないPLAYでした。
マニアの視点で言わせてもらえば、JUGGの細かさと難易度という点で一番攻めていた印象。
多分攻めすぎたせいで、例えば8分の1拍ずらしなどがすこし雑に聞こえた部分があった。
高難易度の崩しは、きまってる部分は誰よりもかっこ良いけど、ずれた箇所は。。まあしょうがないね。
最後のトーンはニードルドロップ、PAD&SCRATCH、さらに軽いボディトリックまで加えたボムだったわけで他のDJにはない好印象な部分として疑いはない。
という上位4人の個人的な感想です。
これ書いた今でも、誰が1位でも良かったなーと思います。
付けなきゃJUDGEじゃないからなんとかして順位付けただけ。そのくらい接戦でした。
他の出場者も伸び代はかなりあると思うし、来年以降さらに進化していつの日か、
JAPAN FINAL出場者全員が優勝候補!みたいなバトルあったらと思うとやばいですね。
そんなバトルのJUDGEとか、、恐ろしいわ笑
SENGOKUくん、世界大会頑張ってきてください
日本の繊細で美しいスタイルを見せつけてくれるのを楽しみにしています!
以上、FUN DMC!
Izoh
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このBLOGについて
スーパーソニックスメンバー、スタッフが書き込み、スタープレイヤーズ社が管理しております。
SUPER SONICS(スーパー・ソニックス)
2012年結成。ソウルフル・ラッパー「TARO SOUL」とワールドフェイマス・ターンテーブリスト「DJ 威蔵」からなるヒップホップ・グループ。09年よりライブ・パートナーとして、革新的な音楽像を模索し続けた二人がグループを結成。作品をクリエイトする。
TARO SOUL
05年の「太郎 & KEN THE 390」としてのインディーズ・デビュー以降、ソウルフルなラップを武器に、数多くの人気メジャー・アーティスト作品に参加。08年にはソロ・アーティストとしてメジャー・デビューを果たした。
DJ 威蔵 (DJ IZOH)
ヒップホップ・スタイルにこだわるターンテーブリスト。世界大会入賞歴多数。2012年世界最大のDJバトルイベント『DMC World Final 2012』で優勝。第28代世界チャンピオンに輝く。
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official twitter
@supersonics2012
TARO SOUL official twitter
@TAROSOUL
DJ IZOH staff twitter
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