homesupersonics blog20120411
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曲解説⑧
2012.4.3 13:00:28
さてさて、それでは、
“SUPER SONICS THE MIXTAPE vol.1”
曲解説第8回、いきます!!!
今回は、
14曲目に収録されてる、
“Nuthin’ But A G Thang (beat jack)/ TARO SOUL”
この曲は、Dr. DreとSnoop Doggy Doggの”Nuthin’ But A G Thang”
が元になってます。
92年にリリースされたDr. Dreの超ド定番クラシックアルバム、
『The Chronic』
に収録されてる名曲ですね。
ていうか、20年前の曲か!!!!
マジで色褪せね〜。恐ろしい〜。
Dr. Dreというと、HIPHOP知らない人でも、
コチラはご存知かも。
MONSTER社のヘッドフォン、beats by dr. dreですねー。
こういうヘッドフォンの開発に携わる程、Dr.Dreという人は、
HIPHOPというか、音楽の歴史において、サウンド面の革命を起こした人なんですよ!!!
彼は、ラップもしますが、そのプロデュースが凄まじくて。
とにかく、音の鳴り、細かい一音一音の音像の作り込み方がハンパじゃなくてですね、、
彼がプロデュースした曲は、例えば、
心臓殴られたみたいなキック、髪の毛が切れるようなスネア。。。
まあ、聴いてみないとわからないと思うんですが。
でも、本当に、その音の鳴りの素晴らしさだけで、ずっと聴いていたくなるような、
そんなサウンドワークなワケですよ。
是非、それこそbeats by dr. dreのヘッドフォンとかで聴いてみて欲しい!!
一発で違いがわかるんで。
(街でよく見かけるbeats by dr. dreのヘッドフォンしてる人はdreの音を聴いて欲しいよな。。。その開発者は、間違いなく自分の曲を一番良く響かせられるモノとして作ってるんだろうから。。。ぶつぶつ。。。)
サウンド面も然ることながら、Dr. Dreは、アメリカ西海岸のシーンのボスです。
重鎮です。立役者です。
いわゆる”ウエッサイ”と呼ばれるものの、原型を作った男です。
せっかくなので、いくつかDr.Dreのお仕事紹介しておきますね。
まずは、ミックステープ12曲目に入ってる、
“Kush / Dr. Dre feat. Snoop Dogg & Akon”
“Still D.R.E. / Dr. Dre feat. Snoop Dogg”
“Gin & Juice / Snoop Dogg”
基本的にDr. DreとSnoop Doggのコンビは最強です。
https://www.youtube.com/watch?v=7j7grZ7glJ4&feature=related
クソかっけー!!!!!
最後に、俺がビートジャックしたリリックを載せておきます!!
1,2,3, and to the 4 BIG TARO SOUL, DJ威蔵 at the door
Ready to make a classics so 待ってな 俺達にBetしな
Give me the microphone first 弾けるぜ like a bubble
プロ飲ませ屋HOTCHIに睨まれたら trouble
Ain’ nothin’ but HIPHOP baby 人生ごとmake you crazy
スルーさせねえ Attention をpay me
Unforgettable な違和感がクセに ほら何だか気になってく
頭で考えてもCannot understand
From the young B’s perspective それまでの景色も全て色褪せてく
一口で腹パン 並じゃねえ 伊達じゃねえ
けどすぐさまAgain and again
とかく音楽は二の次みたい だがコイツは娯楽どころかway of life
染み渡るはずさ その乾き Flag立ててシェアしてくれHow I feel
When you want me 押しな再生ボタンをさ
Bring the 過剰包装なしのfunky stuff
では、第九回目をお楽しみに〜!!!
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威蔵的解説其の四
2012.4.2 22:41:10
昨日のSUPERSONICSゲリラUST見てくれた方、ありがとうございます!
またいつになるかわからないですが、次回も見てくれたら嬉しいす!
てことで、
今日はマニアの方お待たせしました、送りジャグリングの解説の日です。
その送りジャグリングという意味不明な名前のスキルをMIX中で使ってるのは、
16. Everything, Everyday, Everywhere / Fabolous
ジャグリングの前に、2枚使いというのはHIPHOP好きならご存知であろう
ブレイクビーツですな。
クールハークというジャマイカのDJが。。。
ていうか説明下手なんでウィキペディアから引用します。
「楽曲の特定部分を二枚の同じレコードを交互にかけ、何度も繰り返す、ブレイクビーツを発明したと言われている。」
これがHIPHOPの始まりって言われてる。
つまり、このブレイクビーツという2枚使いの原点こそがHIPHOPの原点ですな。
俺はいろんな所でジャグリングを見せて来たけど、ある人にこう言われたことがある。
「なんでわざわざレコード戻すの?早くもっと先が聴きたいんだけど」
って。
皮肉な話、クールハークが開発した当時超クリエイティブだった技術が、今そんなこと言われるなんて。
でもそれはごもっともな意見だった。
曲ってのはずっと同じ音じゃないし、小節が進めばメロディもドラムも歌もラップも変わって行く。
この「Everything, Everyday, Everywhere / Fabolous」みたいな曲はメロディが綺麗であり、同じところだけを使うジャグ(崩し)では、はっきり言って曲を音痴にしてるだけ。
そこで自分は、レコードを進めながらジャグリングしていく技術を使った。
それこそが「送りジャグリング」なんです。
言い方かえると、曲を聴かせながらジャグリングするといったところ。
それはまさにターンテーブルリミックス。
してるつもり。。
わかりにくいだろうからこれを見てちょうだい↓
3:15秒くらいからが送りジャグリングばかりだね。
なんかこの時のDMC以降から、送りジャグやるDJ増えたんだけどw
気のせいかな?
しかもレコ屋ではJAY-Z,LINKINPARK/ENCOREの2枚組みセットが売られるようになってたような。。?
まあ今のDMCなどのバトルで使われるビートジャグリングでは主流の技術。
それを「Everything, Everyday, Everywhere / Fabolous」や、1曲目の「Best Performance (Routine) / SUPER SONICS」でもやってるんで、
興味を示した方だけで良いんで、良く聴いてみてくだされ!
もっと深い俺のオリジナルパターンも含まれてるんだけど、マニア過ぎる説明なんで伏せときます。
長々と失礼しやしたー!
威蔵
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曲解説⑦
2012.4.1 01:53:58
金曜日の渋谷eggman 31周年パーティーでのライブに来てくれた皆さん、
“SUPER SONICS THE MIXTAPE vol.1”
会場で買ってくれた皆さん、改めてありがとございます!!!
このブログでの曲解説で、更にミックステープ楽しんでもらえたら幸いです。
さてさて、第七回目は、
10曲目に収録されてる、
“Juicy / The Notorious B.I.G.”
です!!!
問答無用のクラシック。
The Notorious B.I.G.(通称ビギー)は、俺の中での永遠のNo.1ラッパーです。
その辺は、前にこのブログでかいた記事を参照下さい。
https://starplayers.jp/supersonics-blog/2012/03/09/
まずは、PVをどうぞ〜
最高ですね〜。
こんなメロウな曲調ですが、
冒頭から、
“俺のことを落ちこぼれ扱いしてた教師共、俺のハスリングを邪魔して警察を呼んでた連中に捧げるぜ”と。
鮮烈なデビュー曲ですね。
いわゆる成り上がりソングです。
“Word Up Magazine”を貪り読み、
壁にラップスターの写真を貼って、毎週末のラジオを聴き漁って、
繰り返しデモテープを録って。。。
マリファナとPrivate Stuck(安酒の代名詞)。
ストリートの角でドラッグを捌く。
暖房のないクリスマス。
誕生日なんて一番最悪な日。
そんな生活から一転、
ラップで成功を掴み、
プール脇でインタビューを受け、
ペントハウスでSuper Nintendo、
母親にも高級車とミンクのコート、
のどが乾いたらシャンパンを飲む。
。。。ざっと、こんな感じです!
まあ、ビギーの魅力については、
映画も制作されて、DVDも出てるので、是非観てみて下さい!
ちなみに、この曲は、スパソニのミックステープ上では、
1バース目の途中で次の曲(“We Do It B.I.G. / Game feat. YungJoc”)に繋いでますが、
これが”Juicy”のビギーのラップをサンプリングしてるので、
その箇所で巧く繋いでるというワケですね〜。
気付きました?
こういうニクい演出されると、ニヤニヤしちゃいますねー。
HIPHOPサイコー!!!
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このBLOGについて
スーパーソニックスメンバー、スタッフが書き込み、スタープレイヤーズ社が管理しております。
SUPER SONICS(スーパー・ソニックス)
2012年結成。ソウルフル・ラッパー「TARO SOUL」とワールドフェイマス・ターンテーブリスト「DJ 威蔵」からなるヒップホップ・グループ。09年よりライブ・パートナーとして、革新的な音楽像を模索し続けた二人がグループを結成。作品をクリエイトする。
TARO SOUL
05年の「太郎 & KEN THE 390」としてのインディーズ・デビュー以降、ソウルフルなラップを武器に、数多くの人気メジャー・アーティスト作品に参加。08年にはソロ・アーティストとしてメジャー・デビューを果たした。
DJ 威蔵 (DJ IZOH)
ヒップホップ・スタイルにこだわるターンテーブリスト。世界大会入賞歴多数。2012年世界最大のDJバトルイベント『DMC World Final 2012』で優勝。第28代世界チャンピオンに輝く。
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official twitter
@supersonics2012
TARO SOUL official twitter
@TAROSOUL
DJ IZOH staff twitter
@DJ_IZOH
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