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homesupersonics blog20140721post

• 夏

  2014.7.21　17:58:35

  DJ 威蔵

  ついにDMC関東予選が近づいてきました。

   

   

  ずっとバトルに出て来た俺としては、夏は海とか祭りとか遊びに行くのではなく家にこもってルーティン作りをするための季節でした。

   

   

  その名残からか今でも夏は練習癖がついてタンテにむかってるw

   

  そんなクレイジーなオタクであるターンテーブリストたちはどうやって「ルーティン」というのを作ってるのかを俺の記事ではいろいろ教え、広めていこうと思います。

   

   

   

   

  まず、ルーティンを作るのに最初にすることはルーティンのイメージをすること。

  いきなりタンテに向かうのだとただ技の練習になってしまうことが多い。

   

  勝った自分を想像し、そこから逆算してどんなSHOWを本番で魅せてるかをとにかく妄想します。

  人間はイメージできないものは絶対作れないからね。

   

   

   

  イメージが出来上がったら、そのイメージに近づけるための曲選びをする。

   

  これにどれだけしっかり時間を費やせるかで半分勝負は決まる。

  最高の技も曲が良くなければそれはただの自己満足で終わってしまう。

  これはやってる人はよくわかるはず。

  最高のルーティンつくるにはまず最高の選曲をすることからです。

   

   

   

   

  曲を選んだら、それを実際にタンテで料理してみる。

  ここで想像と現実の違いをどれだけ埋められるかがスキルです。

  こまかなアイデアや遊び心をだすのもこの時。

   

   

   

   

  そうして出来上がったルーティンを今度は何度も反復練習する。

  手に馴染ませる作業とも言う。

  で、反復してるうちに修正した方が良い部分に気づく。

  修正を加え、それがかっこ良いかどうかまた考え、最終形になっていく。

   

   

   

   

  これだけの作業をだいたい２、３ヶ月はかけます。

  長い人はもっとだし、忙しい人は１ヶ月以内で最高のルーティンを作らねばならない。

   

   

  それだけ時間と労力を使い、最後に笑ってるのはたった一人である。

   

  CDを売るのとかとは違い、数字に残るものでもないし。

   

  もちろん作ったルーティンはその後の現場でも披露していくだろうが、負けたルーティンてもう人に見せたくなくなるもんなんですよねー。

   

   

   

   

   

   

  これがターンテーブリストのルーティン作りであり、芸術のバトルの世界です。

   

  まるで花火みたいだろ。

   

  その花火をあとはみんなが見に行けば良いだけだよ。

   

   

  それぞれのDJがどれだけ苦労して本番に臨んでるかが来てみればわかるし、お客さんも緊張してくると思う。

   

  「楽しんだもん勝ち」という言葉は確かに間違いではないが、DMCに関しては苦労したもんが最後に勝つのです。

   

   

  その苦労の結晶を是非見に来てください。

   

   

   

   

  最後に、

  俺の仲間達や後輩テーブリストにも苦労人がたくさんいるが、今日は地元越谷の無冠の帝王を紹介する。

   

  DJ諭吉。

  結婚し、子供も二人いるいろんな意味で実力者。

   

   

   

  Good Luck My homie!!

   

   

   

   

  まあ俺のジャッジはひいきとか癒着とか全く無いかんね。

  勝負の世界は非情だし、ジャッジにも情なんか込めませんので。

   

  威蔵

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