homesupersonics blog20160511
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PIONEER DJ M-S9
2016.5.11 12:07:06
今日も機材の話、DJ M-s9の続きです。
この前はフェーダーの話でしたが、今日はPADとエフェクトについて。
フェーダーの上についてる左右8個づつの四角がPADですね。
これはMPCのPADと同じような機能。
RANE62やZ2にもついてるけど、RANE62は左右5個づつしかない。
CUEポイントというマーキングを5個まで音源につけてそれをPAD押して呼び出す。
Z2は左右4個づつで、CUEは8箇所つけれるんだけど近くのボタンを押さないと残りの4個のCUEポイントに切り替わらない。
でもS9はパネル上に8個づつあるから切り替えなしに左右16個のPADをいつでも押し放題。
しかもPADの大きさがミキサー史上最大で、実に押しやすい。
これでアグレッシブなPAD&ターンテーブルの遊びが可能になる。
さらに、PADとPADの間のボタンをHOT CUEから別なのに切り替えると、SAMPLERとかROLLとかにPADが切り替わります。
素晴らしい機能です。
そして、PADの上についてる2つの上下に動かせるレバー。
これは、エフェクトのONOFFをするためのものなんだけど、レバーが真ん中にきてるとエフェクトがかかってない状態。
上にかちっとするとエフェクトがかかったままの状態になります。
で、下に下げるとレバーは固定せずに手を話すと真ん中に戻ってきます。
つまり、手でレバーを下げてる時だけエフェクトがかかるんですね。
このレバーが俺的にDJ M-s9の超好みな機能。
タンテで激しいPLAYしながら、好きなタイミングで一瞬だけエフェクトをかけるという高度な技がくりだせるのです。
そこへさらにPAD押しを混ぜたりすると。。。
ネクストレベルターンテーブリズムの完成です。
レバーの左横にある6個のボタンでかかるエフェクトを切り替えれます。
さらに、
PCでこのユーティリティを開いてエフェクトの種類を変えれる。
エフェクトはデフォルトでも15個あって、かかり方も調整できる。
画像右下に俺が割り当ててるのはシンセの音で、レバーでトーンの音が出てきます。
それをさらに縦フェーダーで音階まで操作できる。
ここまでくると意味わかんないかもですが、
DMCやREDBULLのバトルではトーンPLAYというのはよく使われる技術。
ネクストレベルというのは機材が進化してこそ生まれていくのです。
もう30年近く前のことだけど、ミキサーの幅が狭くなって、高度な2枚使いが可能になり、フェーダーが軽くなってスクラッチ技術が向上したりとか、
今までもずっと機材とともにそうなってきました。
他にも機能はありますが、俺のブログではこの辺までにしときます。
最後に、
俺はDJ M-S9を家で遊ぶためだけとか、映像で機能自慢するためだけに借りてるわけではない。
一番の目的は現場でPLAYすること。
作る側もそれを望んでいるはずです。
是非ともネクストレベルのミキサーとそれを駆使したネクストレベルのPLAYを現場に見に来て欲しいですね。
もちろん、今週の人間交差点でもS9を使います。
お楽しみに!
izoh
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このBLOGについて
スーパーソニックスメンバー、スタッフが書き込み、スタープレイヤーズ社が管理しております。
SUPER SONICS(スーパー・ソニックス)
2012年結成。ソウルフル・ラッパー「TARO SOUL」とワールドフェイマス・ターンテーブリスト「DJ 威蔵」からなるヒップホップ・グループ。09年よりライブ・パートナーとして、革新的な音楽像を模索し続けた二人がグループを結成。作品をクリエイトする。
TARO SOUL
05年の「太郎 & KEN THE 390」としてのインディーズ・デビュー以降、ソウルフルなラップを武器に、数多くの人気メジャー・アーティスト作品に参加。08年にはソロ・アーティストとしてメジャー・デビューを果たした。
DJ 威蔵 (DJ IZOH)
ヒップホップ・スタイルにこだわるターンテーブリスト。世界大会入賞歴多数。2012年世界最大のDJバトルイベント『DMC World Final 2012』で優勝。第28代世界チャンピオンに輝く。
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