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威蔵的解説其の四
2012.4.2 22:41:10
昨日のSUPERSONICSゲリラUST見てくれた方、ありがとうございます!
またいつになるかわからないですが、次回も見てくれたら嬉しいす!
てことで、
今日はマニアの方お待たせしました、送りジャグリングの解説の日です。
その送りジャグリングという意味不明な名前のスキルをMIX中で使ってるのは、
16. Everything, Everyday, Everywhere / Fabolous
ジャグリングの前に、2枚使いというのはHIPHOP好きならご存知であろう
ブレイクビーツですな。
クールハークというジャマイカのDJが。。。
ていうか説明下手なんでウィキペディアから引用します。
「楽曲の特定部分を二枚の同じレコードを交互にかけ、何度も繰り返す、ブレイクビーツを発明したと言われている。」
これがHIPHOPの始まりって言われてる。
つまり、このブレイクビーツという2枚使いの原点こそがHIPHOPの原点ですな。
俺はいろんな所でジャグリングを見せて来たけど、ある人にこう言われたことがある。
「なんでわざわざレコード戻すの?早くもっと先が聴きたいんだけど」
って。
皮肉な話、クールハークが開発した当時超クリエイティブだった技術が、今そんなこと言われるなんて。
でもそれはごもっともな意見だった。
曲ってのはずっと同じ音じゃないし、小節が進めばメロディもドラムも歌もラップも変わって行く。
この「Everything, Everyday, Everywhere / Fabolous」みたいな曲はメロディが綺麗であり、同じところだけを使うジャグ(崩し)では、はっきり言って曲を音痴にしてるだけ。
そこで自分は、レコードを進めながらジャグリングしていく技術を使った。
それこそが「送りジャグリング」なんです。
言い方かえると、曲を聴かせながらジャグリングするといったところ。
それはまさにターンテーブルリミックス。
してるつもり。。
わかりにくいだろうからこれを見てちょうだい↓
3:15秒くらいからが送りジャグリングばかりだね。
なんかこの時のDMC以降から、送りジャグやるDJ増えたんだけどw
気のせいかな?
しかもレコ屋ではJAY-Z,LINKINPARK/ENCOREの2枚組みセットが売られるようになってたような。。?
まあ今のDMCなどのバトルで使われるビートジャグリングでは主流の技術。
それを「Everything, Everyday, Everywhere / Fabolous」や、1曲目の「Best Performance (Routine) / SUPER SONICS」でもやってるんで、
興味を示した方だけで良いんで、良く聴いてみてくだされ!
もっと深い俺のオリジナルパターンも含まれてるんだけど、マニア過ぎる説明なんで伏せときます。
長々と失礼しやしたー!
威蔵
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photo
2012.3.30 16:40:45
そろそろ一般的なブログらしく、
最近のシュールな写真を少し載せときます。
俺の写真の撮り方はうまくないんでよろしく!
SUPERSONICSアー写撮った時の。
まずTAROがCAPってのが懐かしく新鮮だね。初めてTAROに会った時はこんな感じ
でした。若く見えるだろ?
背景見ればどこで撮ったかわかるっしょ!
これは、神奈川祭の時に使用したミキサーの一部分。
左上のMAIN MICのLEVELがサンプラー(ホーンとか爆発音みたいな音)の音量だったんだけど、ほとんどミニマムに近い状態。
これより上げると爆音過ぎて耳が取れちゃいそうなくらいだった。
少ないリハの時間で、ほぼ曲自体のリハができないまま必死に音量調節した結果を収めといた
俺はサイン下手なんで恐縮です。
これも。右側はNORIHITOくんの。
DMCバトル部門世界2位のNORIHITOくんですが、客から「ヤバかった!」と
話しかけられた時全員に日本語で「ありがとう!」と返してたナイスなサムライっぷり。
Daddy shimi,Sou a.k.a. God’s son &スパソニ。
それじゃ、今夜は渋谷eggmanでお待ちしております。
威蔵
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威蔵的解説其の三
2012.3.26 16:52:47
昨日の超ライブ
SUPERSONICS2回目のライブ見ていただいた方、
そしてCD買ってくださった方、
ありがとうございます!
正直俺らミス多かったし納得いくライブではなかったですが、
懲りずにまた是非見に来てくれたら超絶嬉しいす!
そんな超ライブに来るお客さんの中にはDJのことを良く知らない方もいらっしゃると思います。
実際俺もTAROのバックやるようになってからDJ知らない人の前でプレイすることが増えたし、
「こんなお客さんの反応もあるんだ。」って感じで逆に勉強させられたところも多く、いつも新鮮な気分で参加させてもらってます。
そんなDJわからんという方に、わかりやすくできるか難しそうですが、
威蔵的MIXCD解説いきやす。
前の解説見てもらえばわかると思いますが、
TAROSOULのとは違って俺のはDJ的視点での解説なんでよろしく。
トラックリストには書いてないのも多いですが、俺が2枚使い(ビートジャグリング)やスクラッチしてる曲はたくさんある。そのトラックをここで全部載せときます。
01. Best Performance (Routine) / SUPER SONICS
03. I Really Mean It / The Diplomats
07. Luchini (A.K.A. This Is It) / Camp Lo
15. You Be Killin Em (beat jack) / TARO SOUL
16. Everything, Everyday, Everywhere / Fabolous
18. Can A Drummer Get Some (beat jack) / TARO SOUL
19. 1MC &1DJ (Routine) / SUPER SONICS
24. Pump It Up / Joe Budden
29. Is It Good To You / Heavy D & The Boyz
37. Rapture / ALICIA KEYS
38. It Takes Two (beat jack) / SUPER SONICS
39. Rock (Routine) / DJ IZOH
40. All I Do Is Win (Routine) / SUPER SONICS
TAROのBEAT JACKは書いてあるからわかるだろうけど。
つうか最初の解説で載せろって話だね、すいません。
おれが何故その曲でジャグろうとしたのか、
前にも書いたドラムの音が良い、打ち込み方が良い、メロディが良い、ラップが聞こえ良い、
メッセージが良い、等いろんな理由で曲をいじってみたいと思ったから。
TAROがBEAT JACKしたいと思った曲の理由も似たようなことだと思います。
てことで
15. You Be Killin Em (beat jack) / TARO SOUL
元はこれ↓
TAROがJACKしたものを俺がさらにジャグリングでしてます。
Best Performance などのRoutineは俺がトラックをジャグでリメイクしたものにタローが
ラップを載せたもの。
違いがわかりますでしょうか?
つまりね、これは元々タローにjackさせるだけにしとこうと思ってた曲ですが、
なんかこのタローのラップ、ジャグリングしてえなって後から思って、
出来上がったものをさらにグチャグチャにリメイクしちまった。
Routineよりももちろん曲としては汚いんだけど、こういうのもDJのmixならではでしょ。
18.Can A Drummer Get Some (beat jack) / TARO SOUL
での2枚使いも同じことです。
↑この曲はドラマーTravis Barker の曲。
ドラマーとジャグラーはビートを作るって感覚が似てると思うんで俺的にもいじりたくなったね。
俺が去年DMC世界2位獲った6分の最初のネタもTravis Barkerの曲。
あと、DJの人はラッパーのパンチラインをもっとガンガン擦った方が良いですぜ。
DJが主張する術(すべ)はタンテなんだからもっとタンテ使えば良いじゃんて。
擦られたラッパーも喜ぶよきっと。
レコードは泣くけどね。。
まあ聴いてる人にはやり方によっちゃあノイズかもしれないけど、
そこはDJのセンス次第です。
長々と失礼した。
ではまた30日渋谷eggmanで!!
威蔵
profile
このBLOGについて
スーパーソニックスメンバー、スタッフが書き込み、スタープレイヤーズ社が管理しております。
SUPER SONICS(スーパー・ソニックス)
2012年結成。ソウルフル・ラッパー「TARO SOUL」とワールドフェイマス・ターンテーブリスト「DJ 威蔵」からなるヒップホップ・グループ。09年よりライブ・パートナーとして、革新的な音楽像を模索し続けた二人がグループを結成。作品をクリエイトする。
TARO SOUL
05年の「太郎 & KEN THE 390」としてのインディーズ・デビュー以降、ソウルフルなラップを武器に、数多くの人気メジャー・アーティスト作品に参加。08年にはソロ・アーティストとしてメジャー・デビューを果たした。
DJ 威蔵 (DJ IZOH)
ヒップホップ・スタイルにこだわるターンテーブリスト。世界大会入賞歴多数。2012年世界最大のDJバトルイベント『DMC World Final 2012』で優勝。第28代世界チャンピオンに輝く。
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official twitter
@supersonics2012
TARO SOUL official twitter
@TAROSOUL
DJ IZOH staff twitter
@DJ_IZOH
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