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2018 DMC関東予選
2018.6.26 12:36:47
何年続いてきたかDMC、
今年もDMC関東予選無事開催されました。
まずは、スタッフ、出場者、応募者、ゲスト並びにジャッジ、司会のTAROSOUL、全てのお客さんに感謝します。
例年ここ関東ブロックはレベルが高く、出場者も多いのですが今年は最後の地方予選ということもあってビデオ審査の応募がかなり多かったです。
詳しい人数は伏せておきます。
最終的に13名の出場者に決定したわけですが、本当はもっと多くのDJに出場してほしかった。
ビデオ審査の時点で明らかな上位の数人を除いてすでにレベルが均衡状態で、何度も映像を見直し、イベントの進行等も協議して苦渋の決断をさせてもらいました。
惜しい人、前にも応募してくれた人、女性DJも何人かいたし出場して場数踏ませてあげたいDJはたくさんいました。ほんとにありがとうございます。
これが俺も散々食らわされたバトルの現実。あきらめずまた是非挑戦してきてほしいです。
そして予選の方ですが、やはり関東ブロックというのは他の地方と違って独特の緊張感があるようで、場数の少ないDJほどちょっとしたミスでグルーブが崩れてしまう人は多かった。
こればかりは経験でハートを鍛えるしか有りません。
決勝残れなかったDJの中にも、かなり良いアイデアや個性持ってるDJがいたし、今後大いに期待です。
決勝に進んだ6人は、さすがに一気にレベルが上がりますね。
まずはyusuke。
このDJの特に後半のルーティンは斬新でした。非常に聞こえも良くてよく考えて作ったんだなと思いました。
次に14。
彼のスキルはとても安定感があって聞いてて安心して首が振れる内容。
選曲やワード選びにもこだわりを感じました。
次にIs-k。
このDJはまた玄人好みな崩しのジャグリングや展開が練習量を想像させてくれましたが、ちょっとミスが痛かったかな。やはり均衡したバトルではそういうのも命取りになってしまいます。
3位のEion。
アピール力を生かす派手目なジャグリングとボディトリックのスタイルをさらに磨きかけてきて、観客をロックすることに成功しました。USのDJに多いスタイルだと思いますが、かなり完成されてきたと思います。
2位はMakoto。
複雑かつ高速なジャグリングが持ち味で、さらに起承転結ある構成とスクラッチ、ルーティンのつなぎ目、ドラミングなど多彩な技術で魅せてきました。ただ本人も悔しがってたけど、高度なジャグリングのちょっとしたミスが、グルーブ感を微妙に崩してしまったのが惜しい。
リスクある高度なテクに挑戦していくのもまたターンテーブリズムの魅力だし、それがMakotoのスタイルですね。俺は全然良いと思うよ!
優勝のANONYMOUS。
去年も優勝したアノニーは、まあ言うまでもなく安定感が明らかに頭一個抜き出てた。
技から技の移行部分の間なんかも凄いスムーズで聞いてる方がなんの不安もなくアノニーの世界感に入って行けるって感じ。
アイデアもキャリアの分だけ豊富だし最後まで飽きさせない3分はさすがでした。
全体を通して、予選はリズムキープが鍵。
決勝は個のスタイルの洗練さが鍵って感じでした。
まあこれは毎年そうですね。
挑戦した全てのDJにリスペクト。
会場でも話したけど、辞めたらそこで成長はストップです。
続けていき、よく考え、練習する、あとは他のDJのプレイも良く見て楽しむことも大事だと思います。つまり常に研究ですね。RHYMESTERもおっしゃってる通り。
ゲストPLAYもみんな良かったですね。
デジタルDJもアナログDJも才能豊富なDMC関東、これからも楽しみです。
MC TARO SOULもありがとう!
慣れない司会で機材トラブルとか大変だったろうけど、全然いい感じだったからまたお願いしたい。
ANONYMOUS頑張れ!
以上、今年もありがとうございました。
FUN DMC!!
↑Photo by Takashi Mizutani
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人間交差点2018
2018.5.14 17:15:56
今年の人間交差点は俺のDJ人生の中でも特別な日になりました。
DJとは歌い手にとってあくまでバックDJであり、皮肉を言う訳じゃないがラッパー達のLIVEの中では光のあたりにくい存在。
だが俺はターンテーブリストとしてDJだけでのSHOWをずっとやってきたし、人間交差点のようなFESでもちゃんとDJPLAYだけでエンターテインメントができると思ってた。
それを可能にできた存在こそ、今回の相棒DJ KENTARO。
KENTAROとは18歳くらいの頃からの仲。当時のDJバトルで何度か対戦もしたし一緒に練習したりもしてた。
そして2002年のDMC WORLDでKENTAROが優勝し、日本のターンテーブリズムのレジェンドになった。その後の活躍も含め最強だった。
そこからの俺も含め、DMC日本代表達はKENTAROに続けと必死に優勝を狙って世界で戦ってきたが、ずーっと後一歩で負けていた。
みんなあの男の背中を追ってた。俺は歳がタメってのもあって余計に意識をしてた存在。
んで10年たった2012年にようやく俺が二人目のシングルCHAMPになれたわけだが、その後のDJ Lifeで俺とKENTAROが一緒の現場になることはあんまなかった。
KENTAROはNo wallなスタイル、俺はHIPHOPスタイル。
自分も世界穫ったわけだし、もはや別に意識はせず自分でやりたいように自分のやりたい世界でHIPHOPをやってきただけ。
でもバトル現役のころはたしかに、いつか俺も世界穫ってKENTAROとチャンピオンJK着てSHOWやりてえなーってよく思ってた。
その時の気持ちをこの写真見て思い出した。
あー、俺あの頃ほんとに意識してたわ、KENTAROスタイルが主流になったけど俺はあいつとは違うスタイルで世界穫るとか、あいつのパクリは絶対しないとか。
自分の中で感慨深いなこの写真。
18歳で出会って違うスタイルでやり続け、36歳のおっさんにもなって初めて一緒にPLAYできたし、しかもLIVE中心のFESでDJだけによるSHOWCASEができた。
そういった意味で今年の人間交差点は俺のDJ人生の記念すべき日になったと思います。
人間交差点、RHYMESTER、KENTARO、そして見てくれたお客さんにも本当に感謝です。
これからもまたKENTAROとはSHOWとかいろいろやっていきたいですね!
適当にご期待しててください!w (別にDMC TEAM部門とかは狙ってないよ)
それではまた!
izoh
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TURNTABLE ORCHESTRA
2018.3.24 20:19:15
ご無沙汰しています。
久々の投稿ですが、ターンテーブリストとしてしっかり書かなければならない動画ができたのでご紹介いたします。
総勢30人のターンテーブリストによる世界初のTURNTABLE ORCHESTRAが完成しました。
使われている機材は全てTechnics、そしてレコードはアナログです。
ターンテーブリストなら絶対こういうのができる、ってずっと前からみんなが思ってたことがこうして実現したわけです。
まずはこの企画に参加できたことに感謝です。
練習期間は二日間、本番1日。
短いと言えば短いですが、予想以上にハードな撮影でしたね。
それぞれのDJが出す音は、タイミングが非常に細かい。
自分のパートを覚えるのはまあそんなに難しくはなかったんですが、いざ全体で合わせてみるとなっかなか上手くいかない箇所が結構ありました。
そして床に座ってるDJたち(俺も)はとにかくケツと腰が痛い。w
こちらのメイキング映像はその様子が見れます。
楽器ではないターンテーブルを楽器のように扱うことがターンテーブリズムであり、何よりも楽しい遊び。
ずっと俺らが誇りに思ってきたアート。
これからも永久にこの芸術が残っていってほしいですね。
俺らが辞めなければそれは可能です。
見た方々は、是非ともこのターンテーブルアートとそれを表現するターンテーブリストを見守って応援していってください。
また何年か先、これ以上のアートが作り上げられるかもしれないからね。
TURNTABLEとRECORDに感謝!
ではまた!
izoh
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このBLOGについて
スーパーソニックスメンバー、スタッフが書き込み、スタープレイヤーズ社が管理しております。
SUPER SONICS(スーパー・ソニックス)
2012年結成。ソウルフル・ラッパー「TARO SOUL」とワールドフェイマス・ターンテーブリスト「DJ 威蔵」からなるヒップホップ・グループ。09年よりライブ・パートナーとして、革新的な音楽像を模索し続けた二人がグループを結成。作品をクリエイトする。
TARO SOUL
05年の「太郎 & KEN THE 390」としてのインディーズ・デビュー以降、ソウルフルなラップを武器に、数多くの人気メジャー・アーティスト作品に参加。08年にはソロ・アーティストとしてメジャー・デビューを果たした。
DJ 威蔵 (DJ IZOH)
ヒップホップ・スタイルにこだわるターンテーブリスト。世界大会入賞歴多数。2012年世界最大のDJバトルイベント『DMC World Final 2012』で優勝。第28代世界チャンピオンに輝く。
links
official twitter
@supersonics2012
TARO SOUL official twitter
@TAROSOUL
DJ IZOH staff twitter
@DJ_IZOH
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