homesupersonics blog2014053
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“SCRATCH YOUR WORLD”収録曲解説 by TARO SOUL⑤
2014.5.23 08:28:05
アルバム収録曲、リリック解説第五回~!!!
本日解説するのは、
“Movie Star feat. SWAY”
この曲は、”もしも自分が映画スターだったら”という妄想テーマであり、
自分のラッパーとしてのキャラというか、持ち味、
更には願望等を俳優業に投影するとどんなだろう?
というのをリリックに落とし込んでみました。
今回、客演モノなので、解説は自分のVerse部分だけにさせていただきます。
-hook-
If I were, If I were, If I were,
A Movie Star, A Movie Star
If I were, If I were, If I were,
A Movie Star, A Movie Star
歩くレッドカーペット アワード総なめ
けどこのLIFE 演技じゃないぜ
Ligthts, Camera, Action
If I were a movie star 千両アクター
パパラッチに悪態?
No, no I’m a nice guy つまり
さながらジャッキー・チェン
※ジャッキー・チェン主演の「ナイスガイ」という映画がある。
スタント一切なしで キッズ達に身を持って危険伝える
※スタントなしのジャッキー映画の定番、エンドロールのNGシーンは子供が真似しないようにという意図もあるそうです。
That shit cray
二枚目じゃなくてもナイスな空気 ジョン・ベルーシ
※ジョン・ベルーシは俳優/コメディアン。俺の大好きな映画「ブルース・ブラザーズ」の主演。
けど憧れる マフィア 撮ってくれ デ・パルマ
※ブライアン・デ・パルマは、代表的マフィア/ギャング映画
「スカーフェイス」「アンタッチャブル」「カリートの道」等の監督。
そんな俺を絶妙に使うのがタランティーノ
※タランティーノ監督は絶妙なキャスティングにも定評ありますよね。
出世作 跳ね上がるぜギャランティーも
お次のオファー クリストファー・ノーラン?
ダークナイト続編 俺がジョーカー?
※クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」はマジで傑作だと思います。
あと チューバッカの中の人
俺がやるのはもうちょい先のエピソード
※もちろん「スター・ウォーズ」のことです。
至るところでサンプリング 俺のセリフ
※USのHIPHOPの楽曲では映画のセリフがサンプリングされたりリリックに引用されたりすることも非常に多い。
まるでクリント・イーストウッド メガホン取っても芸術
※ベテラン俳優クリント・イーストウッドは監督としても素晴らしい作品残してますね。
ラップしちゃう? グラミーも獲っちゃう?
ウィル・スミスの逆パターン
※Fresh Prnceとしてラップをしてた時代にグラミー賞を受賞している。
その後、Will Smithとして俳優に。
デ・ニーロみたくJay-Zのご近所さん Holla
※Jay-Zは“Empire State Of Mind”で、ロバート・デ・ニーロの近所だぜ、とラップしている。
TARO SOUL
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“SCRATCH YOUR WORLD”収録曲解説 by TARO SOUL④
2014.5.20 22:34:16
アルバム『SCRATCH YOUR WORLD』収録曲、
リリック解説第四回の本日は!
“Heating System”
直訳すると加熱装置とか、暖房装置。
この曲は、簡単に言ってしまえば、「俺、かっこいい、俺らヤバイ」という
いわゆるセルフボースティングの曲ですが、
一つ、”どれだけ聴く人を熱くさせるか”という部分に絞ってリリック書きました。
TARO SOULのラップよりも歌寄りの部分をしっかり見せつつ、
尚且つガッツリとスクラッチとも掛け合って、化学反応を見せる。
それをしたかった曲でもあります。
(MVはありませんが、ライブでの動画があるので、見てみて下さい。Heating Systemは2:50〜)
(What’s happening baby) 寒気がするって?
なら 早めのパブロン よりもすぐさま押しなよ再生ボタンを
味見してみな (あつあつのディアブロ)
※チキンに唐辛子や胡椒をまぶして焼いたイタリア料理:ディアボロ(悪魔)のスペイン語。
もしくは (アイスピック) 身を縛る氷 打ち破ろう
※DJ HASEBE feat. ZEEBRA, MUMMY-Dの名曲”アイスピック”から引用。
(No matter where you at)
俺がwarm it up Big Daddy Kaneみたく
※Big Daddy Kaneの名曲“Warm It Up, Kane”へのオマージュ。
(Come, Get some)
火種仕込む 君のiPhone
芯からあったまるやつ配合
(カプサイシン) このスタイル
オーソドックス且つ最新
俺らにかかれば一発さ (heat it up, heat it up)
Coolにキメるのは柄じゃない (Because we are)
-hook-
Heating system
now we gonna try to make you hot
We be the heating system
元の寒い世界には
君は戻りたくないはずさ
(Let me show you something)
針先のダイヤモンドから (化学反応)
※レコード針の先端にはダイヤモンドが使われることもある。
威蔵が回るレコードに針を落とした瞬間から化学反応が始まる。
SUPER SONICS (発電プラント)
懲り懲りだろ 害悪まき散らすだけのエナジー
※色んな発電方法ありますが、害悪まき散らすのはどんな発電方法でしょう?
Don’t forget 3.11.
(コイツはどう?) 利権に群がるカスは寄せ付けない
俺らにかかれば一発さ (heat it up, heat it up)
意識の代謝まで促しちまう (Because we are)
※この”Heating System”はあたためて体内の代謝を高めるだけでなく、
意識、考え方まで代謝を促す。
-hook-
何がhotか time to find out
わかるはずさ I spit the (fire)
そこのファッションDJさんも
ぶっ込んどけ俺らのtune in your Serato
※Kanye Westの“Dark Fantasy”という曲で、
”You ain’t got no fuckin’ Yeezy in your serato!?(お前のセラートにはカニエの曲入ってないのか?)”
というパンチラインがあり、それへのオマージュ。
空調がイカレたんじゃないぜお客さん
スピーカーからこの熱を拡散
俺らにかかれば一発さ (heat it up, heat it up)
枯れることの無い燃料
It’s your passion baby (Because we are)
TARO SOUL
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RECOMMEND COMMENT Vol. 38: DJ BUNTA
2014.5.19 23:03:17
多くの日本が世界に誇るターンテーブリスト達にスパソニアルバムを聞いてもらってきたが、
プレイも人間的にも変わり者そろいなターンテーブリストの中で、プレイに関してはもっとも頑固で個性の強いこの男からもコメントいただいている。
日本一のアナログ愛を持つテーブリスト、DJ BUNTAの登場。
BUNTAとは俺もTAROもけっこう付き合い長いので是非アルバムを聞いてほしかった。
EDM主流のクラブ文化となり、HIPHOPDJもその流れのパーティーに適応し、そういった選曲を取り入れて行くなかで、この男はアンダーグラウンド、90s、OLDSKOOL HIPHOPやそのネタなどにずっとこだわりプレイし続けてきた。
アナログレコードは俺もずっと使ってきたし、今でもアナログで作ったルーティンはアナログでプレイすることが多い。
ていうかDJ歴18年のなかでアナログを使ってた時間の方が長いし。
ただ、ターンテーブリストのバトルであるDMCでSERATOなどのデジタルを取り入れてることにはいまだに反対派も多く、ヘイトの対象とされてるね。
まあそこに関しては、なぜデジタルでのターンテーブリズムが存在しちゃいけないのか?
と疑問だ。クラブDJはOKでなぜテーブリストはダメなんだ?
と。
俺はデジタル使いだがアナログにもリスペクトをこめているんだけどな。
だからBUNTAもこうやって紹介してるわけ。
まあそんなBUNTAは今年、REDBULLの大会でもアナログで出場し、JAPAN FINALまで上り詰めた
ヴァイナリストの誇りである。
「なんだこいつは?」と強烈なインパクトを会場で残したに違いない。
見に行けなかったのが残念。。
この変わらないHIPHOPとアナログ愛に満ちたBUNTAのプレイ動画を是非見てちょうだい。
↓
アナログのクイックミックス+ターンテーブリズムの最も綺麗なかたちだと思う。
そして、俺とBUNTAとロベルト吉野によるTEAM PLAYも。
↓
おいそこのキミっ、吉野くんだけに目が行かないように!w
最後にBUNTAのコメントを御覧ください。
↓↓
http://scratch-your-world.tumblr.com/tagged/RECOMMEND%20COMMENT
やはり使われてるネタとか気にしてくれた。
ありがとう!
IZOH
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このBLOGについて
スーパーソニックスメンバー、スタッフが書き込み、スタープレイヤーズ社が管理しております。
SUPER SONICS(スーパー・ソニックス)
2012年結成。ソウルフル・ラッパー「TARO SOUL」とワールドフェイマス・ターンテーブリスト「DJ 威蔵」からなるヒップホップ・グループ。09年よりライブ・パートナーとして、革新的な音楽像を模索し続けた二人がグループを結成。作品をクリエイトする。
TARO SOUL
05年の「太郎 & KEN THE 390」としてのインディーズ・デビュー以降、ソウルフルなラップを武器に、数多くの人気メジャー・アーティスト作品に参加。08年にはソロ・アーティストとしてメジャー・デビューを果たした。
DJ 威蔵 (DJ IZOH)
ヒップホップ・スタイルにこだわるターンテーブリスト。世界大会入賞歴多数。2012年世界最大のDJバトルイベント『DMC World Final 2012』で優勝。第28代世界チャンピオンに輝く。
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TARO SOUL official twitter
@TAROSOUL
DJ IZOH staff twitter
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