homesupersonics blog20140528
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DJIZOH視点でのSCRATCH YOUR WORLD
2014.5.28 23:03:06
TAROがSCRATCH YOUR WORLD収録曲の解説をやっていますが、
俺はリリックを書いたわけではないし、歌詞の解説をできるわけもないので、
俺の方ではDJとしていかにしてアルバムに参加してどんなプレイを曲にしてきたかを
説明しましょう。
「希望のうた」
これはTAROだけのメッセージであるので俺がなにか手を加える必要があるかどうかの時点で悩んだ。
俺がやってるのは2バース目のビートジャグリング。
どこでやってるかはPV見てもらえばわかるかも?しれないが、
「日常をぶっ壊すHIPHOPを。。」
のところからですね。
TOP BILLINというHIPHOPの曲のビートをもとのドラムから再構築して再現しています。
TOP BILLINをジャグリングで再現したターンテーブリストはたくさんいるが、
俺ならこうやる、という意味を込めて独自の崩し方にしました。
そのジャグリングの上にメロディーなどの上ネタをのせてもらってあの部分は出来上がった。
ライブでは意外に難しいので失敗することがたまにあります。。
「SUPER SONICS」
俺らのアンセムであるので、これは俺の仕事もちょいと気合いが入ったものになりました。
イントロで簡単な2枚使いから入り、サビでは倍速のビートをジャグリングで作り出しています。
もともとこの曲は、シミにDRUM STEPのような曲を作ってほしいと頼んだもの。
DRUM STEPとはいわゆるDUB STEPが速くなったようなジャンルで、DRUM&BASSの半分のテンポなのが基本であるダンスミュージック。
それをサビではDRUM&BASSにしちゃおうってなって俺が倍速に仕立てあげました。
DRUM&BASSは今俺が大好きな音楽であり、あのかっこよい高速ビートが客に受け入れられないはずがないと思ってたし、サビでこれなら盛り上げられるという自信はあった。
結果は予想通り、俺らのアルバムで一番のアッパーな一品に仕上がりました。
この2曲はターンテーブリズムにおける2大要素のうちのビートジャグリングという技術を使ったわけですが、
ビートジャグリングはスクラッチと違って、音源にしたところでそれをしてることに気づく人はあまりいない。
見た目は派手だが音源では派手じゃないって感じかな。
実際LIVEでも気づかない人もいるくらいですが、
それでもずーっとやり続けてきたこのビートジャグリングのおかげで今の俺があるのです。
俺の生き甲斐であるスキル(遊び)を曲に落とし込めて光栄であります。
SCRATCH YOUR WORLDという曲ではさらに凄いことになってるけど、
長くなるから今日はこのへんで。
それじゃまた!
威蔵
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このBLOGについて
スーパーソニックスメンバー、スタッフが書き込み、スタープレイヤーズ社が管理しております。
SUPER SONICS(スーパー・ソニックス)
2012年結成。ソウルフル・ラッパー「TARO SOUL」とワールドフェイマス・ターンテーブリスト「DJ 威蔵」からなるヒップホップ・グループ。09年よりライブ・パートナーとして、革新的な音楽像を模索し続けた二人がグループを結成。作品をクリエイトする。
TARO SOUL
05年の「太郎 & KEN THE 390」としてのインディーズ・デビュー以降、ソウルフルなラップを武器に、数多くの人気メジャー・アーティスト作品に参加。08年にはソロ・アーティストとしてメジャー・デビューを果たした。
DJ 威蔵 (DJ IZOH)
ヒップホップ・スタイルにこだわるターンテーブリスト。世界大会入賞歴多数。2012年世界最大のDJバトルイベント『DMC World Final 2012』で優勝。第28代世界チャンピオンに輝く。
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TARO SOUL official twitter
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DJ IZOH staff twitter
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