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homerhymester blog20120131post

• 川勝さん

  2012.1.31　22:03:55

  STAFF

  ボクがヒップホップに突入していったことや、

  事務所を「原宿」にかまえていることや、

  やり方や、色々なことには、

  川勝さんたちの影響が、少なからずございます。

   

  80s、90sの東京カルチャーが、

  とっても格好よくって。

  音楽、ファッション、アート……

  既存の価値観がひっくり返って、

  再構築が始まった時代で（ボクらで言う「ヒップホップ」以降）、

  とっても創造的で。

  それを牽引した中心に川勝さんはいらっしゃいました。

   

  川勝正幸さんはライター、編集者で、役割：伝える人。

   

  ライター、編集者が中心にいる！

  アーティストとか、デザイナーとか、

  そういう言わば「表的な」役割ではない男「も」中心にいて、

  そういうことがボクのような才能もなく、

  ただ「イケてる人間になりたーい〜！」とか、

  アホ丸だしで思っていた学生にとっては、

  とってもクール。

   

  ずっとイケている（向こうは自分をしらない）先輩、

  という存在でしたが、

  2008年、宇多丸の『マブ論 Classics』が単行本化される際に、

  推薦文（＊）を書いてくださることになったのが、ボクには最初の接点。

  その後、文化デリックの「POP寄席」に、

  宇多丸を呼んでくださることになり、

  そんなこんなの打ち合わせなどで、お会いする機会を頂きました。

  当時ライムスターおよび私も所属していた渋谷の事務所に、

  わざわざお越し下さいまして、

  イメージ通り「St. James」のカットソウをおしゃれに着こなす川勝さんは、

  確か時間をお間違えになって、相当の時間をひとりで、

  静かに、とても折り目正しく、会議室の椅子に腰掛けて、

  皆の到着をお待ちになっていらっしゃいました。

  誠実な雰囲気の方です。

  とても暑い夏の日でした。

  ボクは「やっぱりあの雰囲気はかっこ良いなあ」と思ったものです。

   

  訃報に際して、

  想像以上に悲しかったのです。

  川勝正幸さんのご冥福を心より、

  お祈り申し上げます。

   

   

   

  スタッフK

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