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homerhymester blog200606

• ベン・ハー２

  2006.6.30　03:25:00

  Utamaru

  6月29日、
  『男の墓場プロダクション夏祭り』
  ＠新宿ロフトプラスワン。
  例によっていつの間にか、
  再びお笑いコンビ『ベン・ハー』として
  （/rhymester/blog/2006-05-31-3参照）
  今度は「演芸バトル」コーナーに出演するハメに……！

  稽古に余念がない他のチームに対し、
  「どーすんだよマジで！」
  「だって杉作さん、ネタなんか出来ませんって何度言っても、
  全然取り合ってくれないんだもん！」
  楽屋で不安に駆られるばかりの「ベン」と「ハー」
  （注：写真位置横です）
  
  そしてついに出番が……
  
  「いいかげんにしろ！
  ……どーもありがとうございましたー！」
  完全即興フリートークで約3分間、
  勢いだけでなんとか持たせましたよ！
  （以上、撮影Oka-Chang）

  しかし改めて
  （我々の如き素人以下と同じステージに立っていただくこと自体が
  本来は失礼なはずなんだけど）、
  殿方充さんはホントにホントにホントに凄かった……
  久々に腹筋が痛くなるほど笑わせていただきました。

  その後も
  「今夜決定！東京一うまいラーメン屋！」（ってだから何で？）
  にいきなり参加させられるなど、
  いつも通りの理不尽な仕打ちが続く。

  （宇多丸）

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• ああ……

  2006.6.29　09:23:00

  Utamaru

  
  ……さながら、
  「天は我々を見放したーッ！」
  
  そして、
  「一気呵成に沈んでゆくんだ……ッ！」
  
  的な気分ですね……。

  （宇多丸）

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• そのころ私は

  2006.6.29　06:48:00

  Utamaru

  また辛気臭い映画を観ていた……
  （/rhymester/blog/2006-06-26参照）
  今回は『あゝ決戦航空隊』（74年）
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009EVIQC/qid%3D1151527397/250-4471321-7337012
  
  上映時間199分！
  な、長い……けど、
  （わりとショボめな空中戦シーン以外）全くダレるところはなかったな。
  思いっきり『仁義なき戦い』と重なるオールスター・キャストのおかげで、
  両者のテーマが実は相似形であるということも分かりやすく浮かび上がる
  ……例えば菅原文太が最後に怒りを爆発させる対象はどちらも、
  配下に死を命じておきながら結局自らはその責任を負おうとしない指導者、
  つまり「神輿」なわけです
  （その台詞のストレートさは『大日本帝国』を遥かに凌ぐ）！
  劇中小林旭演じる児玉誉士夫（本作の題字も書いている）が
  笠原和夫に語ったという主張もそうだけど、
  言わば「右からの戦争責任論」だけに説得力と迫力があるというか。
  で、やくざ映画的には実録路線以前の
  古き良き任侠物世代である鶴田浩二＝大西瀧治郎中将は、
  やはりそれらしく自決すると……それも、
  「出来るだけ長く苦しんで死んだ方がいい」からと介錯無しの切腹！
  このラストが、ちょっと正視に耐えかねるほど凄絶なのも良かった
  （追記：実際に特攻機を送り出してきた元海軍航空隊整備士であり、
  それゆえ戦争指導者たちを厳しく批判してきた鶴田浩二自身の、
  執念が込もった力演！）。
  『昭和の劇』併読は必須にしても、
  いやこれは、なかなかの作品だったと思います！

  （宇多丸）

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