homerhymester blog202212
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K.O.S.@Blue Note TOKYO
2022.12.1 00:45:20
2022/11/12(土)、Blue Note TOKYO楽屋にて
マネジャ小山内撮。トリミング、ビネット加工などD。
いつもよりおめかしして。
自分で言うのも何だが
これだけでも充分カッコイイのだがw
これをHip Hop戦場カメラマン、Cherry Chill Will.が撮ると
こうなる。か、かっけえ…(涙)
今までで一番多い「イイネ!」もらえた。
やっぱプロの仕事は違うっす。
さてさて
そんな僕らの約束の日、約束の土地、約束の公演、
なんか終わってしまった喪失感で
なかなかまとめられなかった
いや、まとめたくなかったのだが
さらに前に進むためにここらで一旦振り返らないとなんない。
ブルーノート恒例のアーティストをイメージした
当日限定のカクテルは
サングリアベースに炙ったライムと
金箔を散りばめた八角(スターアニス)に
ジンジャーも効かせたなんともオリエンタルな逸品
直球に『Lime & Star』と名付けました。
これがまたなんちゃってオリジナルカクテルじゃなくて
ガチ、ひたすらガチかつ美味過ぎるやつで
このレベルのカクテル毎日作り出してる担当の方
相当な凝り性、プロ根性とお見受けした。
ありがとうございました(涙)
『Blue Note』の看板背負ってる意地みたいなもんを感じた。
なんと1部の公演の前に全て売り切れて
2部の前に急遽材料調達したってんだから
どんだけ人気だったか、そして
どんだけオレらのお客酒飲みなんだよ!っつー笑
んでもこれは美味しかったよねー!
楽屋にはGAKU MCからのお花もありました。
Drums、脇山広介くん(コーちゃん)が
ガクのバンドでも叩いてる縁で届けてくれたものと察する。
ありがとう須古学。
Off coffee standさんからも
そしてアトロクさんからもでっかいやつを。
宇内梨沙さんからも個人的に差し入れをいただいた。
皆様ありがとうございました。
バンマス、タケウチカズタケとの初ミーティングが
2022/9/20(火)、その間アレンジなど詰めつつ
最初のリハーサルが10/20(木) @渋谷
この日は『MTV Unplugged』振り返りつつ
新しい楽曲触ってみた感じっすかね
みんな課題曲めっちゃ練習して来てくれてて優秀過ぎ。
初日にして勝利の予感。
2度目のリハが10/26(水) @代々木八幡
初日のリハを元にトータルタイム測ったりして
泣く泣く一曲削ったりもしましたね涙
(ちなみに『And You Don’t Stop』、
Ramsey Lewis『Sun Goddess』ver.でした
これも激ヤバでした涙)
3度目のリハが11/8(火)@三軒茶屋
ダメ押しの最終リハが同じスタジオで翌日
11/9(水)@三軒茶屋でございました。
もうほとんど一回通してみて最終確認という段階。
例の伝説のブルースシンガーはこの最後二日間に現れて
皆の爆笑をさらっていった。
そして迎えた11/12(土)、当日。
お昼から会場入りし、最後のサウンドチェック。
なんつーかもうやりきってる分
終始リラックスムードでありました。
ブルースマンもまた来た(笑)
神聖なるBlue Noteの板の上で何をやってるんだっつー。
ちなみにこの写真は本当は2公演目の出番前。
以降写真と時系列はシンクロしませんけど徒然なるままに。
ちなみに演目は1、2公演ともに
M1. Jin-Tro (After 6)
M2. After 6
M3. Back & Forth
– MC –
M4. ライムスターイズインザハウス (Roy Ayers ver.)
M5. ザ・サウナ (Kaztake’s Bossa ver.)
– MC –
M6. We Love Hip Hop (“Saturdays” ver.)
M7. Pop Life
– MC –
M8. Future Is Born
M9. ゆめのしま
– MC –
M10. サイレント・ナイト
(Encore)
M11. B-Boyイズム (Live ver.)
こんな感じでありました。
1公演目は最初はやっぱキンチョーしたよね。
最近客演で呼ばれることも多く
ブルーノート慣れしてないわけじゃないんだけど
やっぱお客さんとの距離めっちゃ近いし
これまたお顔とかご様子がよく見えるのなんの
気が散ってしゃあない(笑)
しっかも最前列目の前のテーブルに友人家族座ってたりして
気になってしゃあないのだ。
だいぶ老眼が進んできたとは言え
余裕がない時に歌詞をトバすには充分の情報量
邪念、雑念を追い払うため
目を閉じて歌っていることが多かったかもしれん。
そんでもやっぱステージ上
いつも以上に音楽的愉悦に満ち溢れているため
すぐにGrooveに没頭、耽溺できたと思う。
M4.インザハウスではRoy Ayersのクラブクラシック
“Love Will Bring Us Back Together”を
JINがブレイク(2枚使い)し
曲の後半で初めてバンドが入ってくるという演出をしたのだが
そこに至るまでやることのない
我らがライムスバンドのプレイヤーたちには
あろうことかこの神聖なるステージで
ざーとらしい「当て振り」をやり続けていただいた。
別にふざけていたわけではなく
いや、やっぱふざけてはいたのだがw、明らかに茶番
ブルーノートさんに怒られちゃうかな?(てへぺろ)
なんて心配もしていたのだが
カウントと共に生バンドに変わった
あの瞬間のカタルシスと言ったら!!!
会場の温度が明らかに上がるの
ステージ上からも感じられた。
なんともミュージシャン冥利に尽きる一瞬であった。
『ザ・サウナ』の水風呂でCool Downした頃には
メンタル、フィジカル共にコンディションもすっかり整って
今回のある意味目玉の一曲『We Love Hip Hop』に
突入して行くのだが、あのアレンジに至るまでの変遷
そこら辺の話をちょっとしたいかなあ
元々バンドでどんどんネタが変わっていくアレンジはどう?
例えばSugarhill Gang『Rapper’s Delight』から始まって
どんどん元ネタが新しくなってきて…なんて言ってたのだが
その元ネタがまとまらず試行錯誤していたところ
そう言えばDJが
Mighty Ryeders『Evil Vibrations』を提案してたなあ
そう言えばそれをサンプリングしたDe La Soul feat. Q-Tipの
『A Roller Skating Jam Named “Saturdays”』
ってのもあったなあ…おっと当日土曜日やんけ!
しかもブルーノートの雰囲気にピッタリ!
これはもうそれ一本で行ったった方がいいかも!
なんつってまとまっていったのだった。
(しかもそれにオマージュを捧げたRebirthのそれにも
影響を受けていたりして、もうよくわからんw)
当日現場で味わった皆様には言わずもがななのであるが
これがとにかくGrooveのカタマリであった。
演ってて心底「オレたちカッコイイ!」と思ってましたw
まさしくナイスチョイス!JINさんのお部屋に飾ってある
オリジナル盤(高い。オレが持ってるの再発)もさぞかし
喜んでいることと思います。
『Pop Life』はやっぱこの老舗のJazz Clubにも
馴染んで響いてたなあ。
60、70になってもこの場で歌っていたい。
いつか「あの頃」を歌っていた自分の「あの頃」を
懐かしむ日が来るんかなあ。
『Future』で恭兵(伝説のブルースシンガー)をお呼びして
怒涛の『ゆめのしま』へ。
いやー、テンポ速くてギリギリだったんだけども
この曲ギリギリで歌ってないとなぜか成り立たないんだよね
この曲のアウトロの時点でもうすっかり大団円感
ラストチューン感ハンパなかったんだけど
今回は『サイレント・ナイト』で締めることと致しました。
観に来られた方々ちょっと意外だったのではないでしょうか
元々本公演、もっと年末に開催することを目指していたので
ちょっとしたクリスマスプレゼントになればいいなってのと
バンドアレンジでブルーノート公演の締めの一曲としたら
もしかしたら大化けするかもしれないぞ?
なんつー目論みもあったりして
ギター藤山周くん、アコギのフレーズ完コピしてくれて
パーカスケッちゃんのカスタネットも効いてて
DJのスレイベルも聖なる夜感盛り上げてくれたんだけども
やっぱしバンマス恭兵、アウトロ部分、
オリジナルより数倍エモいコード解釈、
アレンジ加えてくれたおかげで
「え?これライムスターのLIVEだよね?」ってくらい
ほっこりと多幸感あふれるエンディングにできたと思う。
僕らとしては結構チャレンジングな試みであったのだが
会場のお客様方のハートにもフィットしたようで
好評であった。ホッとした。また演りたいなあ。
対してアンコールはド直球に『B-Boyイズム』を
JBマナーにFunked Upして。
James Brown “Give It Up Or Turnit A Loose (Remix)”
結果しっとり聴かせる大人のHIP HOPを目指すはずが
やったらHotでGroovyな夜になってしまった。。。
ま、それはそれでオレらっぽいってことでいいんですかね?
アンコール含め一時間強の中で
オレらなりに皆様への音楽的おもてなし
出来たような気がします。
2公演目はさらに精度を上げて。
リラックスしたせいか宇多さんのMC絶好調
お客様方に対する失礼な発言など連発しつつ
半笑いでオレに近づいてくる。
一番メンドくさく、絡みにくい時のアレだ。
端的に言って…うん、迷惑w。
バンドメンバーのプレイのクオリティも
さらに上がってたんじゃないかなあ?
オレ的には『サイレント・ナイト』
魂を込めて歌い切れたことが
未だに思い出されます。
結構歌うのムツカシーんよー、あの曲。
バンドの方が歌いやすかったなあ。
その他話したいことは山ほどあるけど、こんなとこですかね。
いずれにせよ
あの一晩、たったの二公演に
これほどまでに全てを賭けて挑んでいたんだなあ、と
振り返ってみて改めて思い知らされた。
次はもうちょっと力抜いてLounginな感じで
大人っぽいステージング見せたいなあ、50代だし。
んでもやっぱし
ムッチャ汗かきながら必死こいてSPITしてるんだと思う。
次回もきっと、様々な趣向を凝らしつつ
さらに上質なステージで、皆様を迎え撃つことでしょう。
また来たってやー。
Blue Note渾身の美味しいゴハンは出演者にも
毎回一部と二部の間に出るんだけども(役得!)
オレはLIVE前食べない派なので
終わってからゆっくり食べました。
マシッソヨー!
そん時は胸いっぱいで今となっては覚えてなくて
なんだったか写真見ながら想像するしかないのだが
ポークソテーのマッシュポテトのマッシュルームのグリルの
カポナータみたいなラタトゥイユみたいな
フェットチーネみたいなやつでとにかくブォーノであった。
コマッスムニダー!
LIVE途中のMCで
「今回チケット即完で来れなかった人も多いみたいだし
もし好評であればBlue Note公演
これから恒例化していってもいいよね?」
「え?高齢化?」
「じゃなくて恒例化だっつーの!」
なんて話して
二公演目(僕らのファイナル)終えて楽屋に戻ってきたら
誰が書いたんかわかんないけどこんなん壁に貼ってあった
もしかしてBlue Note TOKYOスタッフさんかなあ?
だとしたらめっちゃ嬉しい!なんて気が利いてるんだ(涙)
もちろん、望むところであります!
年に一度の超楽しみなお約束が、また増えてしまった。
そんなこんなで、僕らの夏は終わった(←どんな夏だよ!)。
バンドメンバーのみんなはそれぞれ楽器があって車なので
乾杯することもなく、意外なほどあっけなく
それぞれ家路についた。
オレはタクシーが待っててくれたのだがなんか余韻に浸りたくて
最寄りの駅まで歩いて電車で帰った。
なんか、いつもと変わらぬ一日が終わった感じ
表参道、青山周辺でリハがあっただけの
ありふれた一日みたくしたかったからなんだけど
なんでそうしたかったのかはよくわからん。
その後それぞれ売れっ子の我らがバンドメンバーとは
未だに打ち上げが出来ていない。
おそらく来年になりそうな予感。
オレは翌日オフもらうも情けないことに全身が筋肉痛
当日に向けてジム行って走り込んだりしてたんだけどなあ
その疲れはさらに翌週末までじんわり続いて
つくづく「歳」を感じさせられた。
こんなことなかったのになあ(涙)
今はすっかり復調。
最後にもう一度
我らがクッソ優秀かつクッソGroovyな
バンドメンバーを紹介したい。
(photo by Cherry Chill Will.)
後列左より
G. 藤山周
Keys. タケウチカズタケ
Perc. 高橋結子
Dr. 脇山広介
Bs. 柳原旭
写真には写ってないけど
Supervisor 永野雄一郎 (Nappo)
みんなありがとう。
次はどんなステージにしよかね?
とりあえず年明け乾杯できたらそこで話したい
次のステージ、次の演目、次の演出、次のレベルの
ドキドキとワクワクの話を。
(D)
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このBLOGについて
【管理:スタープレイヤーズ】ライムスターメンバー、スタッフが書き込みます。
2018年10月に旧ライムスターブログ、11月にマボロシブログ『マボロシ 坂間大介 Rec日記』を統合し、全ての時代のライムスターブログがここに集まりました。
RHYMESTER(ライムスター)
1989年結成。宇多丸(ラッパー)、Mummy-D(ラッパー/プロデューサー/またグループのトータルディレクションを担う *作編曲家としての名義はMr. Drunk)、DJ JIN(DJ/プロデューサー)からなるヒップホップ・グループ。自他共に認める「キング・オブ・ステージ」。フィジカルとエモーションに訴えかけるパフォーマンスと、当意即妙なトークによって繰り広げられるライブに定評がある。1980年代後半、まだヒップホップが広く一般に認知されるはるか前より「日本語でラップをすること」の可能性と方法論を模索。並行して精力的なライブ活動を展開することによってジャパニーズヒップホップシーンを開拓/牽引してきた。近年はグループとしての活動に加え、各メンバーがラジオパーソナリティーや役者など活躍の場を拡大。結成30周年を迎えた2019年にはアニバーサリー企画としてグループ史上最大規模の47都道府県48公演に及ぶ全国ツアーを敢行、成功へと導いた。
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