homerhymester blog20181009
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藝大と緑高
2018.10.9 04:47:15
先週金曜、2018/10/5の話です。
わたくし2016年に引き続き
東京藝術大学准教授、
クリエイティブディレクターの
箭内道彦先生(ヤナイさん)の
デザイン科3年生授業『映像論』において
ラップ講座をしてまいりましたー!!!
なぜ映像論でラップ講座?
と
誰もがお思いのことでせう。
この授業では生徒が
それぞれ思い思いのラップを
作詞、歌唱、録音し
それに映像をつける、さらに
他人のラップにも映像をつける
みたいな試みをここ3年にわたって課題としており
ラップができてかつデザインの心得もある
(’95年度桑沢デザイン研究所グラフィックデザイン科卒)
あたくしに白羽の矢が当たってしまったのであった。
藝大はなぜかミョーに縁ある場所で
そもそもがわたくし高校2年時美大志望だったのですが
「潰しがきかないから一般大学を受けなさい!」と
親(照ちゃん)に懇願され
泣く泣く
でもないか
要するに意志が固まり切っていなかった為
それもありか、と
一般大学を受験したのでした。
早稲田大学に入れて、宇多さんJINにも出会えて
それはそれはHappyだったのですが
まあ宇多さんJINはいいとして
バブル絶頂、
超コンサバかつ右向け右な輩だらけのキャンパスにおいて
心のどこかに
「オレも表現がしたい。ここはオレの居場所じゃない!」
との思いが常にあり続けていたのでした。
そんな中で当時の彼女の友人づてで出会った
武蔵美、藝大の学生たちは
みんな自由で才能があって個性的に見え、
羨ましかったなあ。。。
(実際は全員がそんなこともなかったんだろうけどね!)
通称『ハウス』と呼ばれる
武蔵美の学生のシェアハウスに出入りしたり
彼らが催すハウスパーティーやイベントで
DJしたりする中で
藝大の大学祭、いわゆる『藝祭』で
バンドやるからラップしてよ
なんつって
どうやら1993年9月18日に、
わたくしは中庭メインステージにおいて
多分藝祭で
初めてラップを披露した人となったのであった。。。
当時23歳(中央がわたくし)
裸族のイケメンはミナミサワタカミくん。
(ゴメン、アップしちゃった。カッコいいから許してw)
彼には当時相当影響を受けた。元気かなあ。
これは1stアルバム『オレに言わせりゃ』が
出る直前ですかね?
恥ずかしながら。ええ、ええ(笑)
演目的には
『The Jam』Graham Central Station
(王道ブレイクビーツ!)
の上でメンバーを紹介していくラップ!
若いのにシブいバンドだなあ、今思えば。
その後多分1995年かなあ?
宇多さんも呼んできて同じメンツで
ライムスターとしてもLIVEしたのだった。。。
『エゴトピア』の楽曲も披露してたから’95か’96だと思う。
(『キミの瞳に映るオレに乾杯』など)
やっとつき始めたほんの少しのお客様が
応援しにきてくれたりしてて
甘酢な思い出です。。。
ライムスターとして次に藝大にくるのは
その10年後の2006年冬
アルバム『HEAT ISLAND』の
ジャケット撮影のためでした。
当初焼けた金属を3人で打って
火花がスパークする画(え)を表一(ジャケット正面)
に用いたいというデザイナーの意向で
藝大の彫金科?のアトリエをお借りして撮影をしたのですが
思った画が撮れず、急遽表一をイラストにしたなんて経緯も!
(これ今まで未発表の、結構ビックリなトリビアだよね!)
なので『HEAT ISLAND』ブックレット内の写真たちは
全部藝大内で撮ったものです(当時のアー写も含む)
そんでそのまた10年後(前回ね)
ラップの講師として
キャンパスにお呼ばれしたっつーんだから
笑っちゃうよねー!
そんなこんなで馴染み深い校舎内で
ヤナイさんとダラダラ
映像と音楽、
人の印象に残るコトバづくりのキモなんかに関して
トークいたしました。
見る人が見れば相当レアで深イイ話してたと思うんだけど
生徒のみんなに響くものはあったかなあ?。。。
自分の20代前半の悩みや葛藤、
藝大や美大やアートへの羨望や渇望
実際に自分がその道のヒトになってからの
紆余曲折なんて話してから
急にみんな積極的に質疑応答参加してくれるようになって
全部の質問に200%答えたい気分であった。
なんだけどねー
次回のみんなのレコーディング時には
先生お仕事入ってて立ち会えないのよねー。残念!
前回は都合3回にわたって生徒たちと触れ合えたのですが
やっぱさあ
自分のクラスの生徒を持つってさあ
すんごい愛情が移るなあって思ったなあ。
前回(2年前)の生徒たちの作品も秀逸かつ爆笑で
自分の中でとても思い出深いです。
今年の生徒たちの作品も、講評するのが楽しみ。
みんなラップだからと肩肘張らずに
持ち前の感覚でオモロイもん作って欲しいです。
頑張ってー。
頑張んないでー。
(笑)
そのあとは上野から東京駅に向かって
立ち飲みで時間など潰しつつ(写真ね)
久々かつ、いつもの高校の
(神奈川県立横浜緑ヶ丘高校、昭和最後の年、1988年度卒)
アホアホ飲み飲みパリピメンツ(笑)と終電まで痛飲。
みんな若い。
そして話題が古い!!!(笑)当時のまま!
でもさあ、誰と誰が付き合ってたとか
そんなん昨日のことのように
毎回同じ話題で盛り上がってお酒酌み交わせるのが
多分とっても幸せなことなんだよねー。
しみじみ。
しかし
しかも
同級女子達は今も魅力的だなあ、なんつって
『Still Changing』の歌詞に反映させたのが3年前か?
カズヨシさんの『ずっと好きだった』が脳裏をよぎります。
まあ、
まあ、まあ。
いえーい!
お疲れ様でございました。
みんな年末にまた会おねー。
(D)
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このBLOGについて
【管理:スタープレイヤーズ】ライムスターメンバー、スタッフが書き込みます。
2018年10月に旧ライムスターブログ、11月にマボロシブログ『マボロシ 坂間大介 Rec日記』を統合し、全ての時代のライムスターブログがここに集まりました。
RHYMESTER(ライムスター)
1989年結成。宇多丸(ラッパー)、Mummy-D(ラッパー/プロデューサー/またグループのトータルディレクションを担う *作編曲家としての名義はMr. Drunk)、DJ JIN(DJ/プロデューサー)からなるヒップホップ・グループ。自他共に認める「キング・オブ・ステージ」。フィジカルとエモーションに訴えかけるパフォーマンスと、当意即妙なトークによって繰り広げられるライブに定評がある。1980年代後半、まだヒップホップが広く一般に認知されるはるか前より「日本語でラップをすること」の可能性と方法論を模索。並行して精力的なライブ活動を展開することによってジャパニーズヒップホップシーンを開拓/牽引してきた。近年はグループとしての活動に加え、各メンバーがラジオパーソナリティーや役者など活躍の場を拡大。結成30周年を迎えた2019年にはアニバーサリー企画としてグループ史上最大規模の47都道府県48公演に及ぶ全国ツアーを敢行、成功へと導いた。
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