homerhymester blog2006118
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武道館で世界バンタム級タイトルマッチ、しかも対戦相手はメキシコ人ボクサー、と来れば当然、
2006.11.14 11:37:00
『あしたのジョー』のホセ・メンドーサ戦を思い出しますよねェ〜!
……ま、今回は日本人の方がチャンピオンなわけですが。
ということで昨夜は、
『申し訳ないと』の同志でもある
電撃ネットワークぎゅうぞうさんのお誘いで、
長谷川穂積選手、3度目の防衛戦を観させていただきました。
それもアリーナ4列目という超良席! ありがとうございます!
結果は、もうご存知の方も多いでしょうが、
チャンピオン長谷川が見事防衛成功……
ボクシングというものの面白さ、奥深さを改めて思い知らされるような、
実に素晴らしい闘いでした!
いやホント、長谷川選手って、
私のような素人目にも明らかに、
すべてが理に適っていてメリハリの利いた、
言わばとても「知的な」ボクシングをするので、
長丁場でも飽きさせないんですよね。
対する挑戦者ガルシアの、
タフでラフでちょっとだけダーティなファイティング・スタイルも好対照で、
結果的には(判定試合にも関わらず)最高に盛り上がる内容になったのでは?
これが地上波で生放送されないなんて……なんか不公平だよね、やっぱ。
あ、この写真だとあんまり人がいなく見えるのは、
すでにこれが客出し試合(という物凄いシステムがあるんですね、初めて知った)
の真っ最中だからです、念のため
ちなみに、
ミニマム級のイーグル京和も無事にタイトルを防衛したんですが、
試合前の、元・光GENJI大沢樹生による国歌斉唱でも、
別の意味(主に激しい困惑)で、客席が一体になりましたYO!(宇多丸)
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緊急! マボロシ・チケット先行発売!!
2006.11.13 00:49:00
マボロシが盟友二組、
BY PHAR THE DOPEST(KREVA & CUEZERO)
RYO THE SKYWALKER
とともに東京、大阪のライブ・イベントに出演することとなりました。
本日11/13(月)21:00〜よりチケット先行発売開始。
おはやめにどうぞ。イベント・タイトル■『FREE NATiON vol.1』
出演■
マボロシ, RYO the SKYWALKER, BY PHAR THE DOPEST(順不同)
日時/場所■
2007/1/19(金) 大阪・なんばHatch (open/start: 18:00/19:00)
2007/1/26(金) 東京・SHIBUYA-AX (open/start: 18:00/19:00)
TICKET■
1F立見/5,000円(税込)
(*大阪公演は、ご入場時、別途ドリンク代が必要)
TICKET一般発売日■12/03(日)〜TICKET先行発売■
11/13(月)21:00〜11/17(金)23:00
(※規定枚数になり次第終了いたします)
受付について■
・お申込みはディスクガレージオンラインチケットサイト『GET TICKET』をご利用いただきます。
・初めてご利用の方は、GET TICKETへの会員登録(無料)が必要です。
・その他詳しくはお申込みページにてご確認ください。
申込ページ 【PC・携帯共通】■
http://www.getticket.jp/get?u=7024
【受付に関するお問合せ先】■
ディスクガレージ/TEL: 03-5436-9600(平日12:00-19:00)(スタッフ)
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ただしカメラ回ってねぇ国で
2006.11.12 06:17:00
例えば映画『ホテル・ルワンダ』(04年)は、
この、つい十数年前に起こった史上稀に見る非人道的事件
——国を挙げての民族大虐殺——について、
私を含め、リアルタイムでは全く無知だったり無関心だったりした世界の人々に、
改めて目を向けさせる機会を作ったという意味では
もちろん最高に意義深い作品だったろうし、
実は日本ではお蔵入りしかけてた、なんていうのも、
ホントにとんでもないことだ!と私も思います。
ただ、そういう次元の話とは別に、
私がどうしても気になったのは、
映画内の「物語」が終わった時点で、
あたかも事態そのものがなんとか「解決した」
ようにも見えてしまうところでした。
この主人公たちは、海外へも移住出来る明らかに恵まれた立場なので
「ハッピーエンド」を迎えることも出来たけど、
実際にはその後も、
的外れかつ無責任な「国際的人道支援」のせいで
難民キャンプにまで組織的虐殺は持ち越されたし、
生き残った人々とかつての殺人者たちが
結局は再び隣人として共存してゆかねばならないという
(当然そこには報復という問題も生じる)、
過酷にもほどがある現実が、かの国には残されたわけです。
せめてエンドクレジットで、
そういう、観客を「安易に安心させない」情報を補足することも出来たろうに……
と言うか、ホアキン・フェニックスやニック・ノルティにわざわざ
あんな自嘲的セリフをしゃべらせてるくらいなら、
ぜひそうするべきだったと思うのですが。
その意味で、『ホテル・ルワンダ』に“感動”した人は、
しかるのち必ず、
名著『ジェノサイドの丘』(WAVE出版)
http://www.excite.co.jp/book/product/ASIN_4872901584
http://www.excite.co.jp/book/product/ASIN_4872901592
で、さらに理解を深めておくこと!
……などということをいきなり書き出したのは、
『終わらぬ「民族浄化」 セルビア・モンテネグロ』(集英社新書)
を読んだからなのですが。
「民族浄化」という強烈なフレーズのもと、
ミロシェビッチ大統領=セルビア人側が絶対的な悪玉として世界に認識されていったのは、
何よりも、国際世論を左右するビジネスとしての情報戦に敗れたからだ、
というところまでは、数年前話題になった
『ドキュメント 戦争広告代理店——情報操作とボスニア紛争』(講談社)
(『遺跡』のなかに絶対あるはずなんだけど発見出来ず……買った意味ナシ!)
で知ってるつもりだったんですけど……
姿勢として本書で批判されている通り、
そういうマクロな構図に気を取られるばかりで、
現実にいまもそこで暮らし、苦しんでいる人間がいるということには、
自分もあまり思いが至ってなかったなと。
よく考えてみりゃルワンダ同様、
特に内戦的な紛争では、大きな騒ぎが収まったとしても、
それがイコール事態の本質的な解決にはならないなんてのは当然なんだよな。
この場合、
いったん世界中から「絶対的な悪玉」というレッテルを貼られたセルビア人
(当然、非人道的行為とは無関係な大多数の人々を含む)は、
誰の助けも受けられないどころか、その窮状をろくに報道もされないまま、
今度はアルバニア人勢力からの「民族浄化」の恐怖にさらされながら、
それでもそこで暮らしてゆくか、難民となるしかないという……
また本書では、
スーザン・ソンタグも支持した99年のNATO空爆の犯罪性も指摘されています
(関係ないけど、マイケル・ムーアも時々『アフガン空爆はアリだった』
みたいなことをわりと平気で言うのが、なんだかなぁと)。
これは、『グレイゾーン』ではないけど、
我々がいかに物事を安易に単純化することで
自分たちを「安心」させようとしてしまいがちか、ということに対する、
現場からの警告でもあるのです。ちなみに、
今年6月にモンテネグロは分離独立したんですけど、
スポーツの対戦国としてぐらいでしか興味を持たれないここ日本では、
まぁ要するに全てはどうでもいい話、なんでしょうな……。(宇多丸)
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このBLOGについて
【管理:スタープレイヤーズ】ライムスターメンバー、スタッフが書き込みます。
2018年10月に旧ライムスターブログ、11月にマボロシブログ『マボロシ 坂間大介 Rec日記』を統合し、全ての時代のライムスターブログがここに集まりました。
RHYMESTER(ライムスター)
1989年結成。宇多丸(ラッパー)、Mummy-D(ラッパー/プロデューサー/またグループのトータルディレクションを担う *作編曲家としての名義はMr. Drunk)、DJ JIN(DJ/プロデューサー)からなるヒップホップ・グループ。自他共に認める「キング・オブ・ステージ」。フィジカルとエモーションに訴えかけるパフォーマンスと、当意即妙なトークによって繰り広げられるライブに定評がある。1980年代後半、まだヒップホップが広く一般に認知されるはるか前より「日本語でラップをすること」の可能性と方法論を模索。並行して精力的なライブ活動を展開することによってジャパニーズヒップホップシーンを開拓/牽引してきた。近年はグループとしての活動に加え、各メンバーがラジオパーソナリティーや役者など活躍の場を拡大。結成30周年を迎えた2019年にはアニバーサリー企画としてグループ史上最大規模の47都道府県48公演に及ぶ全国ツアーを敢行、成功へと導いた。
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