homerhymester blog20061006
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実は渋谷でちょっとだけ働いたおじさんたち
2006.10.6 21:49:00
ということで、これ
http://www.creativeman.co.jp/060106pages/cut.html
のフロントアクトを務めた
オーサカ=モノレール feat. ロマンクルーのステージに、
シークレットゲストとして『紳士同盟』一曲だけ参加したわけです!
つまり完全生演奏ヴァージョン! 激レア!
一回で終わらすのはもったいない出来だったなぁ……
ともあれ、
本日は正装になるほど汗をかいたわけではないので、
こんなカジュアルなスタイルで失礼しまっす
今日は特にキャーキャー言われなかったせいか
目が死んでいる将絢。
早かったね、お前のブーム去るの……
(10月6日20時15分)(宇多丸)
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シャマラン流「物語」論=『レディ・イン・ザ・ウォーター』
2006.10.6 05:21:00
シャマランという作家の面白さについて私は、
4年ほど前、『サイン』公開のタイミングで、
「根本的にストーリーテリングの遠近法が狂っている」
という表現をした(『新怪電波フロム神保町』)。
その意味で今回の新作『レディ・イン・ザ・ウォーター』は、
まさにそのストーリーテリング=「おはなしを語ること」の
形式や構造を巡る寓話でもあるという、
シャマラン映画の集大成にして
明らかに異なる次元に突入している問題作!
これまでの自作でも
意図的に誇張してるとしか思えないほど顕著だった要素、
つまり、あからさまにご都合主義的だったり、
無理があり過ぎたり、
既存のナニカに似ていたりの全ては、
あらかじめ設定された「正しい結末」へと
「ストーリー」(今回メインとなるキャラの名前でもある!)
を向かわせるための決まり事でしかないし、
逆に言えばそのフィクション性こそが「おはなし」の本質なのだと、
ここに来て改めて宣言しているような。
しかも、
その「ストーリー」と「正しい結末」を結ぶ
直接的な役割——もちろん劇中の——を、
シャマラン自らが演じている!
(今までもこういう“キーマン”役やりたがり傾向はあったが
今回は段違いで露骨)
で、劇中の彼はどうやら「生前には正当に評価されない」と予言され、
一方、したり顔で「ストーリー」を解釈してみせた評論家は惨殺されると……
これって、実は本気で現代の語り部を志してる、
シャマランの心の叫びじゃん!
要はどこか彼自身、この作品が「アパートの外側にある“世界”」で
理解されるとは信じていないようにも見えると。
だからだろうか、
ボンクラ揃いのアパート住人たちが、
いかにもシャマランらしいオフビートなギャグ満載の奮闘劇を経て
各々の与えられた役割を全うし、
「物語」を成就させるクライマックス、
「ストーリー」が“世界”へと文字通り飛翔するその光景に、
不覚にもちょっとウルッと来てしまったり……
実はシャマラン映画初の
“いわゆるスター”じゃない主演と言って良かろうポール・ジアマッティの、
『サイドウェイ』や『アメリカン・スプレンダー』にも通じる、
“殻に閉じこもることで自らの心を守ってきた男”の存在感がまた、
さらに私の涙腺を刺激した。
何よりも、
ハリウッド・メジャーのド真ん中で、
巨額のバジェットを注ぎ込んで
(アパートの敷地から一歩も外に出ない話なのに!)、
こんなとんでもない「実験映画」を作ってしまう、
シャマランという存在こそが
奇跡的と言っていい「現代の神話」だよ!そんなシャマランを昨夜はやたらと
「シャラマン」と言ってしまい色んな人に笑われました。ちなみにシャマラン・ファンならご存知の通り、
彼の作品のDVDには必ず、
少年時代にホームビデオで撮った自作“映画”の一部が収録されている。
(幽霊のトリック操ってるヤツが思いっきり映り込んでる上に、
ヘラヘラ笑ってやがる!
お前さっき演技してる時も笑っただろ! 真面目にやれっ!
……ていうかシャマラン、わざと?)
(このあと家族のポートレイトを前に三つ巴の大乱闘)
(ソファの陰から迫り来るラジコン製モンスター! ウィ〜ン)
(言うまでもなくインディ・ジョーンズ風、
このあと犬に追いかけられる)
……やはりシャマランは確信犯であり、
同時に、
心の底から「本気」なのだ!(宇多丸)
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このBLOGについて
【管理:スタープレイヤーズ】ライムスターメンバー、スタッフが書き込みます。
2018年10月に旧ライムスターブログ、11月にマボロシブログ『マボロシ 坂間大介 Rec日記』を統合し、全ての時代のライムスターブログがここに集まりました。
RHYMESTER(ライムスター)
1989年結成。宇多丸(ラッパー)、Mummy-D(ラッパー/プロデューサー/またグループのトータルディレクションを担う *作編曲家としての名義はMr. Drunk)、DJ JIN(DJ/プロデューサー)からなるヒップホップ・グループ。自他共に認める「キング・オブ・ステージ」。フィジカルとエモーションに訴えかけるパフォーマンスと、当意即妙なトークによって繰り広げられるライブに定評がある。1980年代後半、まだヒップホップが広く一般に認知されるはるか前より「日本語でラップをすること」の可能性と方法論を模索。並行して精力的なライブ活動を展開することによってジャパニーズヒップホップシーンを開拓/牽引してきた。近年はグループとしての活動に加え、各メンバーがラジオパーソナリティーや役者など活躍の場を拡大。結成30周年を迎えた2019年にはアニバーサリー企画としてグループ史上最大規模の47都道府県48公演に及ぶ全国ツアーを敢行、成功へと導いた。
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