homerhymester blog20060421
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「コミュニケーションの入り口に立ったときがときめき」
2006.4.21 20:04:00
……とは『ブラスト公論』随一の人気回『なんだよ安室ぉ〜!』で、
私が言ってるなかなかいいことのひとつですが。その、相手のことをまだ良く知らない、
恋愛の初期段階のドキドキって、
実はほとんど「恐怖」と紙一重なんじゃないか?
そして、それが単なるスリルで終わる保証など、どこにもない……何の話かっていうと、
村上龍原作にして
三池崇史監督の名を世界に轟かせた激痛サイコ・ホラー、
『オーディション』(00年)
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD32072/index.html
を輸入DVDで遅まきながら初めて観ましたと
(国内盤はすでに廃盤)。
『ザ・オーディション』(84年)
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD17527/index.html
とは大違いです!(当たり前)で、『恐怖のメロディ』
(動けない男の足を女がナニするという点では『白い肌の異常な夜』もかも)
『危険な情事』『ミザリー』といった
類似の先行作品との大きな違いは、
上にも書いたように、
それは人生最良の出来事にもなり得るように思えたのに、
結果はその真逆、
それこそ生まれてきたことを後悔するほどの最悪の事態になってしまったという、
その言わば『ときめきのアクシデント』(原田知世)の切なさが
観賞後に残る点なのではないかと。
ゆえに、
いつもは露悪的なニュアンスが強い三池監督十八番の残酷描写も、
ここではよりテーマそのものと深く結びついているというか。
「生きてて良かったと思える日がまたきっと来る、
そのためにみんな生きてるんだから」
という自らの言葉を、
「生きていること自体の恐怖」を知ってしまった主人公が
再び信じられるときは来るのか?という。
あ、原作も読んでみなきゃなー
(同様に遅まきながら最近になって映画を観て
原作本も購入したパターンに
『アメリカン・サイコ』がありますが、
その話はまた別の機会に)。ラスト15分に全てを集約する構成もお見事。
具体的過ぎる説明を省くための「夢か現実か」的シーンも、
(特に日本映画ではしばしば安易に多用されがちだけど)
この場合はアリでしょう!
役者陣も素晴らしいし、
拷問コスチュームも最高!
あと、オーディション場面での小ネタ「大杉漣」が
実はアレの伏線(的楽屋オチ)だったとは……ひ、酷過ぎる。
特典の村上龍インタビューによると
あの「袋」は三池監督オリジナルのアイデアだそうで。
確かに映像的なヤダみだ。でもやっぱ、寝る前に観ちゃダメだったな。
しっかり悪夢にうなされました!(宇多丸)
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「ルチャは戦い リブレは自由」
2006.4.21 04:00:00
……というのはもちろん、『リスペクト改』収録の
『Hey, DJ JIN(仮面貴族ルチャリブレREMIX)』より、
キエるマキュウCQの有名なラインですが。とりあえずは、お馴染みYou Tubeでこちらをご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=UQakz9-kvfI&search=ghostface
『ブラスト』編集長伊藤くん
(画像はイメージです)
から教えてもらって私も初めて見たんですが
(伊藤くんアリガトーッ!)、
ある程度のヒップホップ・ファン、
またはこのブログをいつもちゃんとチェックしている方なら、
もちろん速攻でピンと来たことでしょう。
「ある意味これこそ『ヒップホップ映画』!」
/rhymester/blog/2006-04-12-1
でも触れた、
同じくゴーストフェイス・キラーの『Daytona 500』PV(96年)
http://www.youtube.com/watch?v=KRbKdx7TMio&search=daytona%20500
の手法が、ここでもまた使われているわけです。で、今回の元ネタは、
ルチャ・リブレ(メキシコ式プロレス)のマスクマンにして、
ご当地では伝説的ヒーローである「エル・サント」主演シリーズ、
いわゆる「サント映画」の、
54作あるらしいうちの、まぁどれかだと
(ちなみに上のPVにも出てくる青いマスクの相棒は『ブルー・デーモン』)。
こないだ買った『サント ミイラの復讐』(71年)輸入DVDに
シリーズのダイジェスト・シーンもオマケとして入っていたので、
そのイキフンだけでもちょっぴり味わっていただきましょう。毎度お約束的に、
映画の途中でルチャの試合(ヤラセ)が
しばしば本筋と関係なく延々10分近く挿入されます。
(しかも三本勝負とかで超かったるいです)もちろんサントは子供の味方!
わ〜い!
ドスン! ウッ……戦う相手は火星人とかドラキュラとか
グサーッ! ギャーッ!
あと黒豹とか
人間ナメんなよ!
キャン! キャイ〜ン……007ばりの秘密兵器も使います。
ボォ〜マスク取ってあげよっかー
えーっ、いいんすか!?
いいよいいよォ〜
なーんちゃってさぁもう寝よっかな
と、その背後から悪漢どもが!
志村後ろ後ろ〜!
バーン!
ウッ!
ケツに命中、
サントついに一巻の終わりか?!
なーんちゃって。
そっちは鏡でしたー。
志村後ろ後ろ〜!
ワッ! バーカバーカ。おおむねこの調子な「サント」シリーズ、
エル・サントの実の息子でやはりマスクマン、
その名もずばり「サントの息子」の主演で、
何と2000年にも新作が!
猛烈にしょぼいながらもCG使ってたりします。いや〜っ、サント映画って本当にいいものですね!
早速明日にでも、
ヒップホップ好きなお友達にこのウンチクをたれて嫌われてみよう!(宇多丸)
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フジテレビ「69★TRIBE」、そして……
2006.4.21 00:32:00
フジテレビ「69★TRIBE」(フジテレビ毎週水曜日/25:58-26:28)の収録に行ってまいりました。
4/26の25:58〜O.Aになります。
コレ(http://www.fujitv.co.jp/69tribe/index2.html)。ご覧になったことのある方は御存知、
ライムスタ−は、岡田義徳(店長)とALICE(アルバイト)のアノBARの常連客なのだそうです。
和気あいあい滑った転んだと、大盛り上がりでした。
店長のアノ発言があるまでは。
岡田ヨッシー(店長)「この間、KREVAが遊びにきた時には、テキーラ・ショット3杯もやっちゃてねぇ……」
と「テキーラ4杯持ってきて!」、すかさず!
我らが”Mr. Drunk”のハートに火をつけた。
結局収録中に5杯を頂き……
繰り返しますが、4/26のフジTVでチェックしてみて下さい。収録後、
マジメな打ち合わせを予定しておりましたので、
一同事務所へ。テキーラ・キングを先頭にマジメに打ち合わせがスタート!
(……机上にはビール瓶?)も、話しは脱線しがち。
(……本数が増えていくような?)ここでは脱線の模様を中継。
JIN「そういえば、オレのPCでD君の写真館が見れなくてさー」
D「マジかよ! いま見ろよー」
JIN「えっ! あーこんなんだったんだー」
D「オモシレーだろ!」
JIN「……」
D「なぁコレ、オモシレーんだよ!!」
JIN「う……ん。面白いよ」
D「そうなんだよなーこれオモシレーんだよ!!」
(面白さを強要するDさん。後ろでニッコリ、ウタさん)会社に来ていた、
DJ大自然(トリカブト/http://www.trkbt.com)。
冷たい目で先輩達を見つめる。
あらあらどうでしょう。
キックし始めましたよ。
で、轟沈!
本日の打ち合わせの成果。
(ま、真っ白な気が……)で、ホワイト・ボード左下をクローズ・アップすると、
(絵/Mummy-D)……ムカツク絵だ
(ライムス・マネ/記)
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このBLOGについて
【管理:スタープレイヤーズ】ライムスターメンバー、スタッフが書き込みます。
2018年10月に旧ライムスターブログ、11月にマボロシブログ『マボロシ 坂間大介 Rec日記』を統合し、全ての時代のライムスターブログがここに集まりました。
RHYMESTER(ライムスター)
1989年結成。宇多丸(ラッパー)、Mummy-D(ラッパー/プロデューサー/またグループのトータルディレクションを担う *作編曲家としての名義はMr. Drunk)、DJ JIN(DJ/プロデューサー)からなるヒップホップ・グループ。自他共に認める「キング・オブ・ステージ」。フィジカルとエモーションに訴えかけるパフォーマンスと、当意即妙なトークによって繰り広げられるライブに定評がある。1980年代後半、まだヒップホップが広く一般に認知されるはるか前より「日本語でラップをすること」の可能性と方法論を模索。並行して精力的なライブ活動を展開することによってジャパニーズヒップホップシーンを開拓/牽引してきた。近年はグループとしての活動に加え、各メンバーがラジオパーソナリティーや役者など活躍の場を拡大。結成30周年を迎えた2019年にはアニバーサリー企画としてグループ史上最大規模の47都道府県48公演に及ぶ全国ツアーを敢行、成功へと導いた。
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