homerhymester blog2006104
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『映画廃人』、とりあえず最初の2回分を収録してきました
2006.10.27 00:31:00
/rhymester/blog/2006-10-20-1
/rhymester/blog/2006-10-21
MTVらしからぬダークなトーン、
これがさらにモノクロになる予定です。
それはまぁいいんですけど……
いざ実際にビデオを回してみるとですね、
持ち時間3分は、
いくらなんでも短過ぎるよやっぱり!
視聴者からのお題を読み上げて、
それに対するチョイスの理由を述べ、
さらに映画の説明……って、
どうしたって異常な駆け足にならざるを得ませんよこれは。
出来れば10分、いやせめて5分でもあればなぁ……
というわけなので皆さん、
番組にリクエストを送る際には、
http://www.mtvjapan.com/tv/program/rg_screen_4.html
ついでにぜひ、
コーナー枠拡大の要望も書き添えていただけると非常にありがたいです!
まだ、放送始まってもいないけど……。(宇多丸)
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公開期間内ギリギリだけど、ちゃんと劇場でも観てきたぞ、
2006.10.26 01:26:00
『デビルズ・リジェクト』!
/rhymester/blog/2006-08-26
いや実は、最初デ・パルマの『ブラック・ダリア』を観ようと思って、
品川まで行ってたんですけどね。
改札出る前にハッと気づいたわけですよ、
「そう言や、明日までじゃん『デビルズ〜』……
そして明日は忙しいから絶対行けない!」。
ということで瞬間的に予定変更、
踵を返して一路渋谷に向かったと。
あ〜良かった間に合って。
まずは、正直これが大きな目的のひとつでもあった
オフィシャルTシャツ購入!
タイニーのしか無かったんだけど、これってひょっとして、
最初はオーティスその他のバージョンもあって、
それがもう売り切れたってことなのかな……
聞くの忘れたけど、だったら悔しいぞかなり!
ついでに、横に掛かっていた『悪魔のいけにえ』も、
なかなかのデザインだったので即購入。で、肝心の『デビルズ〜』ですが、
ばっちり満席で、安心感心。
日本にもちゃんとした映画好きはいる!っていう。
そしてもちろん、
何度観ても、て言うか観れば観るほど、
魂揺さぶられる名画でした!
細部に至るまで本当に良く出来てるんだよなぁ、改めて……
(例えば場面と場面の繋ぎ目が、
まるで韻を踏んでいるようにいちいち気が利いてたりとか、
セリフもところによってほとんど歌詞みたいだし、
そのへんはさすがミュージシャンが作ったフィルム、ということなのかな)。
12月2日には国内でもDVDがリリースされるようなので、
もう観てないことに言い訳はさせないぞ、自称「映画好き」ども!ちなみに同じシアターN渋谷にて、
http://www.theater-n.com/index.html
28日からはこの傑作だーっ!
こちら『マニアック』、じゃなかった『ホステル』は、
『デビルズ〜』に比べると遥かにストレートなエンターテインメントなので
(前も書いたけど、普通に“燃える”展開とかあるし)、
より気軽にどうぞ! 面白いよ、マジで。
これもやはり、いまどき珍しいほど“ちゃんとした”作りの映画でもあります。
私も必ず劇場で観直す所存
……を、カタチにするために、
20年ぶりくらいに買っちゃいましたよ、特別鑑賞券!
(下はオマケのクリアファイル)
本来なら、それこそ今は亡き渋谷パンテオン級のハコで
ドカーンと上映されるべき、超メジャー作品なんだけどね。(宇多丸)
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遠きにありて思ふもの
2006.10.25 08:29:00
読み終わったのは結構前だったんだけど、
表紙がずっと見つからなくて……
(持ち歩くとき破けないように外して、よくそのまま無くす)。
で、さっきちょっと「遺跡」の一部を整理してたら、
ようやく出てきました。『オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史』(太田出版)
「彼らはみんな生まれてからずっと自分を取り巻く環境、
支配的な文化に対して不満があって、
そこからの脱出を日本製のファンタジーに求めたんだ」(本文より)
これは、
それこそヒップホップに感化された日本の若者が、
輸入盤を漁り、わずかな情報を手繰り寄せ、
なんとかアメリカの、「本場」の文化に触れることで、
あるいはその一部を自らの日常に持ち込むことで、
いっときこの国の風土からの開放感を味わったり、
その変革を夢見たりしたのと、
ちょうど裏返しの構図だ。
そして、それらは確かに、浮ついた「外国かぶれ」として、
人によっては時に滑稽に見えることもあるだろう。
だが私には、
「自分を取り巻く環境、支配的な文化」に
何の疑問も、違和感も抱かずに安住しているだけの鈍感さより、
ついつい「かぶれ」てしまうほどの「外部」への探求心の方が、
(そのままでは姿勢として未熟ではあっても)
ずっと好ましい、尊いものに思える。
だから、例えば本書に出てくる日本オタクをこじらせたアメリカの少年が描いた、
あまりにヘタ過ぎてほとんど気味が悪い
「(恐らく彼の考える日本の)女子高生」の絵に、
大笑いしつつも、思わず涙がにじんでしまうのだ。
ちなみに『ヤング・ゼネレーション』(79年)
が私にとって最も特別な映画、というのも、全く同様の理由。
特に昨今、しつこいようだがリージョン・コードなどという
強欲かつ野蛮なシステムに代表されるように、
文化的障壁が実は意識されづらいかたちで狭められつつあるなか、
「そこからの脱出」を求める熱意は、いよいよ大切なものとなってゆくだろう。もっともこの本、
「えっ、アメリカじゃあんなのも普通に観られないの?
……あーまったく、日本に生まれて良かったぜ!」と、
心底思わされる部分も多々あるわけですが。
(大事なことを書き忘れてたので、追記)
あと、ロクに実態も知らないで
(そのくせまるで自分の手柄のように)
「オタク文化は今や日本が誇る一大輸出産業だ!」的に
はしゃいでる連中(お調子乗りの政治家とか)に
冷や水ぶっかけるような話も。
そのへんは
『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』(角川ONEテーマ21)
との併読を推奨。(宇多丸)
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このBLOGについて
【管理:スタープレイヤーズ】ライムスターメンバー、スタッフが書き込みます。
2018年10月に旧ライムスターブログ、11月にマボロシブログ『マボロシ 坂間大介 Rec日記』を統合し、全ての時代のライムスターブログがここに集まりました。
RHYMESTER(ライムスター)
1989年結成。宇多丸(ラッパー)、Mummy-D(ラッパー/プロデューサー/またグループのトータルディレクションを担う *作編曲家としての名義はMr. Drunk)、DJ JIN(DJ/プロデューサー)からなるヒップホップ・グループ。自他共に認める「キング・オブ・ステージ」。フィジカルとエモーションに訴えかけるパフォーマンスと、当意即妙なトークによって繰り広げられるライブに定評がある。1980年代後半、まだヒップホップが広く一般に認知されるはるか前より「日本語でラップをすること」の可能性と方法論を模索。並行して精力的なライブ活動を展開することによってジャパニーズヒップホップシーンを開拓/牽引してきた。近年はグループとしての活動に加え、各メンバーがラジオパーソナリティーや役者など活躍の場を拡大。結成30周年を迎えた2019年にはアニバーサリー企画としてグループ史上最大規模の47都道府県48公演に及ぶ全国ツアーを敢行、成功へと導いた。
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